おんにょの真空管オーディオ

趣味などのよしなしごとを思いつくままTwitter的に綴っています。

真空管アンプの熱設計

2020年12月13日 | 真空管アンプ
例えば真空管アンプの場合は、放射温度計で測定しても部位における
温度変化が大きく放射率を考慮する意味が殆どない。黒体テープは
高いので、真空管に黒く塗った紙を貼り付けて放射温度計で測定したが、
ガラスの場合と殆ど差が出なかった。
正確に測定したいのなら接触式温度計を使うほうが良く、測定部位毎
に温度を調べれば良いと思う。
むしろ大切なのは熱に弱いパーツ(フィルムコンデンサや電解コンデンサ)
などをどのように配置するかで、抵抗のリードを介して熱が伝わるため
距離を離しただけではダメ。
出力管は目一杯の動作で使うのではなく、余裕を持つこと。真空管の
消費電力はヒーター(フィラメント)電力とプレート損失の和で表される。
プレートの位置が低い、例えばGT管やMT管はソケットを介してシャーシ
に熱が伝わるので、それを考慮すること。
ソケットのピンへ熱に弱いパーツを直にハンダ付けするのは良くない。
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