おんにょの真空管オーディオ

趣味などのよしなしごとを思いつくままTwitter的に綴っています。

CSPPアンプにEL32はどうか?

2016年02月27日 | 真空管アンプ
VT-62シングルアンプの次は6T9 CSPPアンプを製作するつもりでいたんだけど、
拙17JZ8 CSPPアンプも同じコンパクトロン管だし、別のタマを使ってみたいと
いう気持ちがある。
手持ちにはEL32(VT52)がたくさんあるので、それではどうかと考えてみた。
問題となるのは、H-K耐圧が50Vしかないこと。CSPPアンプでは致命的なので、
ヒーター巻線を各管毎に用意しヒーターとカソードを接続して回避するしかない。
ヒーター巻線を例えばEIコアの電源トランスで特注した場合、ステレオで
ヒーター巻線間の静電容量によりクロストークが悪化する可能性がある。
それを防止するにはヒーター巻線間に静電シールドを施す方法があるが、
現実的には1ch分のヒータートランスを別に用意するのが簡単な回避策だろう。
EL32の最大プレート電圧・SG電圧は250Vだから低めの+Bが必要だ。
で、電源トランスで220V100mA程度、6.3V巻線を2つのものを探してみたのだが、
ベストなものが見つからない。東栄変成器のP-80は電圧の変動率が大きいから
あまり採用したくないし、ノグチのPMC-100Mは200Vだから低めになる。
春日無線のKmB100F2はオネダンが少し高め。
安価に東栄変成器のZT-05Bの逆使いとSELのSP-603Wを2個でもいいけど外観が
イマイチ。
もうすこし悩んでみて、やっぱり6T9を採用するかもしれない。
コメント
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