2A3シングルアンプ

http://www.e-kasuga.net/amp_pdf1/2A3_201505.pdf
これは6SH7のカソードフォロアドライブの2A3シングルアンプだ。
カソードにはチョークが使われている。
私はいままでチョークが周波数によりインピーダンスが変動するので、
ドライブ段のロードラインが変わるのが気持ち悪かった。
でも特性と「良い音」を両立できる回路方式であることがわかってきた。
良い音というのは、半導体アンプでは出せない特別な音と言っていい。
この音が気に入れば良いし、半導体の繊細な音を追究するのも良い。
ハムバランサー回路が変わっていて私には理解できないのだけれど、
おそらく+Bに接続されている10uF450Vの電解コンデンサとでハムの
打ち消しが行われているのだろう。
欲を言えばドライバ段の6SH7プレートには安定化電源を奢りたい。
2A3のグリッド電流がどれほどのものかわからないけど、それに耐えうる
電源が必要だと思う。