ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月10日、470回目の「火曜日行動」です。

2022-05-10 18:06:00 | 火曜日
















いつもより20分早く到着したのに既に大勢の方が来られていました。2週間ぶりの「火曜日行動」!









今日のレポーターはハルモニ会の井上さんと横道さんです。写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信してまいります。







今日、初めて来られた方がいました。館山さんと並んでおられるのは足立さんです。朝鮮学校を支援されていたご主人が召され、代わりにお越しくださったそうです。ありがとうございます。








長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

府庁でお勤めの皆さま、ご通行中の皆さまこんにちは。温度の変化が多い今日この頃、皆さんも体調に気をつけていただきたいと思います。
私たちは、火曜日行動です。朝鮮学校に通う子供たちがありのままの自分を認め、夢と希望をもって大きくなってほしい、その思いでここに立っています。大阪が全国に先駆けて支給してきた朝鮮学校への補助金、それが打ち切られて10年を越えようとしています。2012年4月17日、はじめて私たちはこの場に立ちました。10年を迎える中で今日もいろんな人たちが参加しておられます。

 10年前の大阪、20年前の大阪を考えた時、全国で最も多くの韓国、朝鮮の人たちが暮らす大阪、障害をもつ人たち、部落差別という名前で生まれながらにして差別を受ける人たちに対して、長年にわたり共生の教育に取り組んできた大阪が音を立てて変わってしまいました。その象徴が、朝鮮学校に対しての差別です。いわゆる朝鮮バッシングが起きた時に、朝鮮学校を支える会のメンバーで府庁に参りました。日本の学校に学んでいる在日の子どもたち、朝鮮学校で学ぶ子どもたちに対して、差別や暴言が起こらないように配慮してほしいと大阪府に申し入れをしました。その時は、横山ノック知事も大田知事も、政治で子どもたちを差別してはならない、出自によって差別されてはならないと、学校に対して配慮を促す通達をかつての大阪は出していました。それを思うと、今、大阪府自身が真っ先に、高校無償化が実現した時に無償化に反対する声を橋下知事があげ、そして朝鮮学校への補助金が打ち切られるということが起こりました。教育者を志す人たちが、大阪に行って教育者になろう、
障害をもった人たちに、大阪に行ったら国では出されない補助、地域で生きていくためのヘルパーさんの派遣や様々の支援をしていこうという、そんな大阪でした。大阪と言えば一緒に生きるまち、国籍が違っても、障害があっても、いろんな個性をもった人たちが仲良く暮らしていける、それがかつての大阪でした。

大人が子どもを差別しない、子どもが自分の力ではどうにもならないことを大人が政治の力で子どもたちに押しつけない、そんな当たり前のことを10年、私たちはこの場に立って訴え続けて来ました。
 今日も、来ている方々は、朝鮮学校に自分の子どもやお孫さんを送っている方々です。
朝鮮学校も4月が過ぎ、入学式が過ぎ、子どもたちは楽しい学校生活を送っています。これから、公開授業や夏の納涼会なども始まっていきます。ぜひ一度、朝鮮学校に足を運んでください。子どもたちがなぜいきいきと学んでいるのか。ありのままの自分として認められる、同じようなルーツをもった友達と一緒に生きていける、そうした場で子どもたちが生きることが朝鮮学校の子どもたちを輝かせていることを皆さんの目で見て下さい。偏見やフィルターをかけずに見て下さい。

 それでは、マイクを回していきます。













火曜日バンドは不滅です❣️












第一回目から参加されてきた中山さんのアピールです。

☆中山さん

東成区に住んでいる日本人です。区内の日本人の有志で会をつくって朝鮮学校を支援してきました。火曜行動ももう10年を過ぎました。私は1回目から参加しています。日本政府は、10年間高校無償化から朝鮮学校を除外し、大阪府は補助金もカットしています。本当に怒りでいっぱいです。そして、悔しい、悲しいです。

憲法や日本の国内法、そして国際法、世界人権規約でも、差別はよくない、民族差別はよくないとはっきり書いています。しかし、行政は、憲法を踏みにじり朝鮮学校、朝鮮人を差別しています。このような理不尽なことがあっていいのでしょうか。この10年、朝鮮学校、朝鮮人に対する差別は露骨になっています。差別は以前からありました。しかし、最近は、朝鮮学校に出向いて、“帰れ“とか”出ていけ“とか露骨な差別が横行しています。どんどんエスカレートし、最後には関東大震災の時のような状況を生むのではないでしょうか。

どうして日本では朝鮮学校、朝鮮人を差別するのか。
戦後、私たちは憲法が希望でした。その憲法を行政が踏みにじる、そしてそれを見た大人や子どもが朝鮮人を差別する、という連鎖が続いています。行政は直ちに朝鮮学校、朝鮮人への差別を糺してほしい。そのような思いで11年目に入った火曜日行動に立っています。


☆長崎さん 

ありがとうございました。
では、次は今日はじめて参加してくださった方で、朝鮮学校の応援をしてくださっている方です。お願いします。














沖縄出身で東京から来られた方です。高江洲さんです。

☆高江洲さん

大阪のみなさん、大阪府庁のみなさん、こんにちは。はじめまして。

私は、沖縄出身で、東京から3月に引っ越して来ました。今日、この火曜行動に参加させていただいたのは、上京して12年、お世話になってきた家族が在日コリアンの家族でした。当時の私は、朝鮮学校のことや在日ということばすらもわからない者でした。在日コリアンのみなさんの温かい愛情や心温まる声かけ、いろんなことにお世話になって12年間、東京で過ごしてきました。今は子ども二人いますが、将来、子どもには、今の日本の現状を過去の話にして、こんなだったんだよと、話せたらいいなと思っています。私が小さい頃も、沖縄の戦争や基地問題、世界平和について学校の授業で学んできましたが、いつになったら平和になるのかなと思いながらこの歳まで来ましたので、もうそろそろ国籍とか関係なくみんな仲良くしてもいいんじゃないかなと思っています。

今日は、先輩方が今まで行動されてきたことに感動しています。これから、また参加して、一日も早く世界が平和になって、みんなが楽しく幸せに暮らせるような世界になってほしいと心からねがっています。よろしくお願いします。


















横道さん、懸命に聞き取りをされています。

































大野さんもマイクを持たれました。

☆ 大野さん

アニョンハシムニカ
日朝市民連帯の大野です。暑くなってきましたが頑張りましょう。

今の世界の情勢が、わけの分からない状況になっているというのがわたしの実感です。
色々聞いていても何を信じたらいいかわからない。
アメリカの元軍人がですね、傭兵をウクライナに送り込んでいる、とか聞くと、これはアメリカとロシアの戦争ではないかと思うこともあります。あくまで個人的な感想ですが、根拠なくしゃべるのは止めておきます。

先ほどから話されている朝鮮人に対する差別は戦前戦後を通じ継続しています。
親や周りの大人や友人から聞いたことで、理由もなく“嫌いや”と差別感情を持つのではないかと思います。もちろん、だからと言って正当化されることではありません。

大阪府・市では、今カジノの誘致が進行しています。大阪府議会で審議して国会にもっていく。誘致を止めた自治体も多い中、大阪は有力候補になってしまいます。
大阪は橋下徹さん始め知事・市長が一生懸命旗振りをしている。
橋下さんは「ばくちはこどもの時から経験した方がええんや」とびっくりするようなことを知事の時に言っていた。
また日本軍「慰安婦」のことも「弾丸の飛び交う中で闘う兵士たちに、そういう女性は必要」とも言って唖然としました。

「カジノ誘致」に対して住民投票で民意を聞け、と言う署名運動が始まっています。
ただ、これには住民の50分の1、15万票もの署名が必要です。
署名が集まって府議会に出しても、維新が多数の府議会で住民投票実施が通るとは限りません。いずれにしても大変厳しい現状ですが、住民投票に向けてがばっています。

カジノの仕組みがどうなってるか、詳しい人に聞いたのですが、95%を還元して5%をカジノ側がとるのだそうです。確実に5%はハネる。95%の掛け金で遊ぶ。しかしイカサマ遊具だということです。例えばルーレットもディーラーは自由自在に操れるプロ。止めたいところに止めることが出来るのだそうです。勝たせることも大損させることも自由自在だそうです。要するにイカサマです。

大阪がカジノ誘致することは犯罪的なことです。巨額の利益、経済効果と胸算用していますが、そんな儲かる訳がありません。そんなに客も入りません。5年もしないうちに韓国のカジノのように破綻すると思います。
この様な大変なバクチをしようとするのが、維新政治のやり方です。
徹底的に反対しましょう!

☆ 長崎さん

自分達のことは自分達で決めよう。住民たち自身で決めよう。これが本当の民主主義です。朝鮮学校に対することも同じです。民主主義の基本が無いから、こんな差別が行われているのだと思います。大野さんありがとうございました。












イケメン三人衆健在です❣️










聞き取りを終えた井上さん、すぐに火曜日バンドに合流!!








若いオモニがマイクを持たれました。

☆ オモニ

このコロナ禍で、自分のこどもやお孫さんが保育所に行っていて、先生が「コロナ禍なので、マスクを配ります」と言って配られた時に、自分の子供やお孫さんだけ貰えなかったら、みなさんどう思いますか。
同じ保育料払っているのに何でうちの子だけが、となりませんか? 何でうちの子だけがこんな差別を受けるのか、と抗議しませんか?

わたしたちは自分のこどものために声をあげ続けます。
自分のこどもが日本で一人の人間として差別がなくなるまで、これからもずっとたたかい続けていきます。










シュプレヒコールが始まりました。

☆ オモニと共に歌とシュプレヒコール

歌 『声よ集まれ 歌となれ』

シュプレヒコール

*子ども達の学ぶ権利を保障せよ!
*朝鮮学校の子ども達を差別するな!
*朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!
*朝鮮学校に補助金を復活せよ!
*行政が差別するな!



















































大村さんのアピールです。

☆ 大村さん

府庁で働いておられるみなさん、ご通行中のみなさん!
先ほど城北朝鮮初級学校のオモニから、胸のうちを、いっぱい出していただきました。

先日、城北朝鮮初級学校の保護者対象の公開授業に、わたしも参加させていただきました。
入園して、入学して一か月もたたないこどもたちです。
一年生の顔を見ていると、みんないきいきとした顔で先生と朝鮮語で話していました。しっかりと発表していました。わたしはそばで見ていて、ほんとうにきらきら輝いていると思いました。

朝鮮学校で朝鮮語を学び、遊びを学び、色んなことを学ぶ中で自分自身の朝鮮人としてのアイデンティティをしっかりと持ち、自己肯定感を持つこどもに育っていっているのだと思いました。

日本のこどもの幸福度というのが、この前発表されていました。日本のこどもの精神的な幸福度は38ケ国調査中の37位だそうです。大変なことです。それは何故かというと、日本のこどもは自己肯定感を持てない、という事情があるという話を聞きました。

朝鮮学校のこども達が、本当にまわりから大事にされ、いきいきと自己肯定感を持って育っている姿、そんな学校が日本の中に有るということを、わたし達は大事にしていかなければならないと思いました。






























最後の歌は歌舞団の徐団員の音頭で「勝利のその日まで」!


































クッスンさんがひさしぶりに愛のキャンディを配りました。








駐輪場での申し送りです。


























気持ち新たに来週も頑張ります。





コメント (2)
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