あいにくの雨ですが、ソウルからの友人を迎え、府庁前は燃えています。
ソウルから「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」第13回訪問団の第1陣が参加されました。
大雨は逃げて行きましたが、まだ降っています。
今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです。
写真撮影は松尾さんです。今日も力を合わせて発信してまいりましょう。
オモニ連絡会の前会長と元会長のお二人が一番乗りでした^_^
ソウルから駆けつけてくれた「ウリハッキョと子どもを守る市民の会」の第1陣です。
この中には「コッソンイ」を南の地で編集出版するにあたり尽力された呉さんも入っています。6月に東京青山霊園の無名戦士のお墓の前で偶然お会いしました。懐かしい再会です。
火曜バンドは不滅です。
長崎由美子さんの第一声始まりました。
☆長崎さん
今日は、朝鮮学校関係では南大阪のオモニたちが、そして韓国からは「ウリハッキョと子供たちを守る市民の会」の方々が来られます。
10月7日にはノレペ・ウリナラの皆さんが大阪にやってきて、うれしいコンサートが開かれました。寒い時でも同胞の皆さんが熱いエールを送ってくれているのです。
ウリハッキョが高校無償化からの排除に加えて、幼保無償化からも排除されているのは大きな問題です。
日本社会では今、高齢化が深刻な問題となっています。幼い子どもたちは、これからの日本社会にとって大切な存在です。それなのに、外国人学校(各種学校)の幼稚園は無償化からはずされています。外国人学校をはずしたのは、朝鮮学校をはずすことが目的です。
幼い子どもたちに悲しみをもたらす差別に私たちは大きな憤りを持っています。
私が朝鮮学校を支援する原点となったのは、私が勤めていた保育園における民族保育でした。在日の園児が70%を超える保育園で、保育士が子どもたちの前で本名を名乗ると、「本当はぼくも、わたしも…」と子どもたちがうれしそうに自分の民族を表明していた姿が忘れられません。
朝鮮学校は自分がありのままの自分でいられ、先生、同胞、地域の人々の間であたたかなコミュニティを作っているかけがえのない場所です。
それが、幼保無償化からの排除で朝鮮学校の幼稚園に入る子どもが減ってしまっています。本人の意志では決められない経済的理由で追い詰めていく、それはかつて朝鮮を植民地にした時、土地を奪い仕事を奪い、生活のために日本に来ざるを得ないようにしたやり方と同じです。
朝鮮学校を支援することは、日本を真に民主的な社会にするために必要なことです。だからこの火曜日行動には、沖縄差別、ヘイトスピーチ、障碍、格差、貧困など様々な差別に対して闘う人々も参加しています。
大阪府庁の皆さんはご存じでしょうか。
大阪府が全国に先駆けて朝鮮学校への支援を行ったことを。その時は国が認めなくても地方自治体は認めるのだと。本来の行政の役割は人の命を救うことだと。それが今では国が差別をすればそれにならうものになってしまっています。朝鮮学校への補助金打ち切り、金にならない文化の切り捨て。
大阪府の職員の中でもビラを受け取り、私たちに心を寄せてくださる人もいれば、無視をし、心を閉ざしてしまっている人もいます。子どもたちへの差別を大人が許していいのでしょうか。私たちはそれを訴え続けてきました。皆さんの子どもさん、お孫さんの顔を思い浮かべてください。
幼保無償化の財源は10%に上げられた消費税です。子どもたちがおもちゃを買っても支払います。それで朝鮮学校の子どもたちだけが排除されるのはグロテスクです。
韓国から「市民の会」の方々が到着されました。降っていた雨もちょうどやんできました。
私たちが掲げている横断幕には、韓国から送られたものがいくつもあります。今日も新たな横断幕を持ってきてもらいました。
東大阪地域の李さんと朴さんが寿分会の皆さんが作った応援グッズを持って駆けつけてくれました。分会の方々がカンパしあいこれから寒くなるからと「カイロ」も沢山持ってきてくださいました。どれほど力を得たか知れません。直に参加できなくても共に子どもたちのために自分の立ち位置でできる事をしようという暖かい想いが十分伝わってきました。コマッスムニダ!同胞の皆さん!
これから勝利の日まで我々の貴重な力の源になることでしょう^_^
歌舞団の歌姫と王子登場❗️
第2陣到着❗️孫美姫代表も共に❗️
大村さんがマイクを持ちました。
☆大村さん
もう364回になりました。7年を超え8年目に入っています。こんなに長く続くとは思ってはいませんでした。裁判では最高裁で却下されたものの、大阪では勝利判決を得ました。
今日は3つのことを言いたいと思います。
まず第一に先週行われた朝鮮学生美術展です。幼稚班から高級学校までいろいろな作品が展示されていました。どの絵にも一生懸命に取り組んだ真剣な思いが表れていました。特別金賞を受賞した絵には、作者の民族性と日本に暮らす在日の生き方を模索する思いが読み取れました。もうひとつ金賞を受賞したチマチョゴリの絵にもそれを描いた女子学生の民族性が表れていました。
このような芸術作品を通じての人として頑張っている姿。皆さんは、朝鮮学校の卒業生が日本社会でどれほど活躍しているかご存じでしょうか。それなのに朝鮮学校をつぶそうというのでしょうか。
第二に、幼保無償化についてです。
各種学校の幼稚園を排除する理由が「多種多様な教育をおこなっているから」。この社会が多種多様でなければいけないのに、こんな理由で排除することは決して許すことはできません。
これは日本政府が過去に向き合っていないからです。朝鮮を植民地にしていた戦前からずっと続けていることです。
先日、テレビで日本の大学の先生がこう言っていました。「安倍首相は条件をつけずにキムジョンウンと会うと言っているが、朝鮮民主主義人民共和国は安倍首相のやり方をおかしいと思っている。幼保無償化、高校無償化からの朝鮮学校の除外など、在日朝鮮人に対して差別を続けていることは話をしないというメッセージとして受け取られている。」
私は全く同感です。
第三に、萩生田文科相の「身の丈」発言についてです。
大学入試に民間の英検を取り入れることに、当事者の高校生たちが反対しています。何度も受けるだけの財力を持った家の子どもが有利で、離島に住んでいると試験会場のある都会に出て行くだけでもたいへんです。
このような所得格差・地域格差をそのまま容認し「身の丈にあったことをすればいい」とは、本当に許せない発言です。それが文科大臣の言うことでしょうか。すべての子どもたちが教育の機会均等を保障されるべきという基本理念に反する言動を私は許すことができません。
今回も韓国から支援の方々が駆けつけてきました。韓国へのバッシングが吹き荒れる中でも、市民の連帯が壊されることはありません。
孫美姫代表のアピールです。通訳は呉民淑さんです。
☆ソン・ミヒさん
皆さん、こんにちは。私は「ウリハッキョと子供たちを守る市民の会」の代表を務めるソン・ミヒです。
7年もの長きにわたってこの場を守ってこられた在日同胞、そして日本の良心的市民の皆さん、ありがとうございます。
今回来日した人々の中には、政党に所属している人や5・18(光州事件)の活動家もいます。そして明日は10数名の方々、大部分は全女農に所属されている農民の方々が来日されます。
最初、60~70人の農民が来られる予定でした。しかし、韓国を襲った台風の被害のために来られなくなってしまいました。倒れた家屋や落ちた作物の片付けに追われています。それでも、みなさんの支援に行きたいと10数名が来られます。
日本の子どもたちは朝鮮学校の子どもたちが日本にいることをなぜ知らないのでしょうか。日本が自分たちがしたことを知っているなら謝罪すべきです。この数年間、謝罪はおろか、高校無償化からの排除に加えて幼保無償化からの排除という蛮行がおこなわれています。
どこに生まれても子どもたちは教育を受ける権利を持っています。
国連の勧告をすべて無視する安倍政権は何をしているのでしょうか。高校無償化からの排除よりもっとあくどい幼保無償化からの排除をおこなっています。安倍政権は反省すべきです。
韓国では反日運動がさかんだと言われていますが、私たちは反日ではなく、反安倍です。至らない政策に声を上げる活動をしているのです。
私たちは日本の皆さんと手を取り合いたくてやってきました。つないだ手を放さなければ勝利するのです。子どもたちの笑顔を取り戻すために、ともに頑張りましょう。
オモニ会の皆さんのアピールとシュプレヒコールと合唱です、ハルモニ会も共に行動します。
☆オモニ
吉村知事、ご存じですか。
今年1月16日と17日にジュネーヴで日本審査がおこなわれ、5回目になる勧告が国連から出されました。どうか勧告を受け入れ、朝鮮学校にも平等に権利を!
☆歌とシュプレヒコール
『声よ集まれ、歌となれ』
・すべての子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!
・朝鮮学校に「高校無償化」を適用せよ!
・朝鮮学校に「幼保無償化」を適用せよ!
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!
・行政は朝鮮学校を差別するな!
メガホンが大きな力になりました。コマッスムニダ。!寿分会の皆さん!
最後の歌は歌舞団の皆さんの音頭で「勝利のその日まで」❗️市民団体の皆さんも一緒に歌ってくださいました。
合唱終了後、市民の会の方が素晴らしい歌とアピールを披露してくださいました。
この方はたたかいの現場を回りながら歌で激励されているようです。素晴らしい行動ですね。
熱唱です。「朝露」「鉄の労働者」を歌ってくださいました。
駐輪場での申し送りです。市民の会の皆さんが改めて紹介されました。
李さんがどのような経過でこのメガホンが作られたのかを説明してくださいました。
前方から後方から現場から、三つの力が一つになり大きな力になるということを教えていただいた気がします。
高己蓮オモニ会長の旦那様がメガホンを作った寿分会の分会長だそうです、紹介され照れる高さん、いつまでたっても可愛い教え子です。
全女農の皆さんは明日到着されるようです。再会が楽しみです。来週も頑張ります。
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