ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

6月12日、298回目の「火曜行動」です。

2018-06-12 19:49:28 | 火曜日
どんより曇った日ですが、朝からニュースに釘付けでした、史上初の朝米首脳会談が行われるのですから興奮せずにはいられないでしょう。

朝米首脳が緊張の中でもにこやかにしっかり握手している様子を確認した後、府庁前に向かいました。













今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんです。





出張写真撮影は真ん中のローズピンクのカーディガンを着た年齢不詳の松尾さんです。よろしくお願いいたします。


火曜行動が始まろうとした時、雨が降り始めました。





長崎さんの第一声が始まりました。

⁂長崎さん

 今日はテレビにくぎ付けになっていたと思います。今日6月12日は、長い間、朝鮮半島の中で朝鮮戦争が終わってから、はっきりした終結宣言でなく、朝鮮戦争がおわっていなかった休戦協定を、戦争終結させるために朝米会談が行われました。感激の声をあげられた方もたくさんおられます。


 今日もあいにくの雨の中、私たちは土砂降りの雨の中でも蒸し暑い中でも、猛暑の中、熱中症にならないかな、脱水症状起こさないかな、年を重ねて体は大丈夫だろうかと気にかけ、また冬になったら凍えるような寒い中でも雪が降る中でも、私たちは声をあげ続けてきました。

今日、金正恩委員長の、「ここに至るまで様々な困難があったけれども、やっとたどり着くことができた」という発言がありましたが、ほんとに日本の中において、この在日韓国・朝鮮の人たちが今、置かれている状況というのは、嵐の中で過ごしてきたような思いがします。やっと今、朝鮮半島も平和へ向けて動き出した中で、改めて日本はどうしていくのかが問われていると思います。

共和国への制裁が朝鮮学校の制裁につながり行われてきた理不尽な年月。これから朝鮮民主主義人民共和国がアメリカとの間で、はっきりと終戦協定を結び、これから南北が和解の中で共同事業を始め、朝鮮半島の平和がこれから激動の中で動くことになります。その中で日本だけがかたくなに取り残された形で、とりわけ私たちが、なぜこうやって雨の中で6年、立ち続けなければならないのか。


大人が子どもたちを差別してはならない。どの国の子どもたちも自分の国の文化や言葉を学ぶ権利がある。この当たり前のことが、日本にとって、朝鮮民主主義人民共和国が敵対視している、そして拉致問題が解決しない。そのことをもって朝鮮学校には、補助金は支給しない、子どもたちを差別してもかまわない。これが国際社会から見たら、どれだけいびつで歪んでいるかということをもっと私たちは6年以上訴えてきましたが、しっかりと見据えてほしいと思います。


あちこちに張られている万博を大阪にというポスター。この万博憲章にうたわれているのは、お金儲けのために集まってお祭りをするのでしょうか?オリンピックも万博も正直言ってそんな商業的な働きももちろんありますが、憲章にうたわれているのは、あらゆる国が、お互いの人種の差別や宗教の違いや立場を越えて、平和の祭典をすることだとうたわれています。

こうした万博を招致しよう、その中で大阪の経済も活性化しようというのが松井知事の狙いで、そのために安倍政権にも秋波を送り、万博を通してくださいとお百度詣でをしているみたいですが、その万博を審査する委員会に、その大阪の足元で、特に幼児、小さいこどもたちに対してこんなに公然と差別を行っている大阪府が万博を呼ぶ資格があるのだろうか?このことをぜひ委員会に訴えたいと思います。


共和国・朝鮮と名のつくものであれば、どんな侮蔑をしてもどんな差別をしても、あの国はひどいんだから差別をしてもひどいことをしてもかまわない。そんな風潮がこの6年余り、本当にあふれてきました。私たちは今回の南北首脳会談を経て、今日行われた朝米首脳会談、この中で劇的に、こうした共和国を敵視し追い詰めていく、そんなあり方が変わる中、もう一度子どもたちへの差別を公然と行っていることを、今こそ見直すチャンスだということを伝えたいと思います。


 6月20に大阪市役所の前に集まってアクションを予定しています。アクションの中では大阪市が4歳の子どもたちから始めた幼児教育の無償化、無認可の保育所にも適用されているのに朝鮮学校の幼稚園にだけ適用されていません。


 また吉村市長は、拉致啓発チラシを大阪市公立小・中学校すべての児童生徒に持ち帰らせ保護者にも読ませる。新聞6紙に折り込みすると言いました。拉致を許すなを前面に出しています。拉致問題は人権問題で解決を求めるのは当然ですが、今、せっかく和解ムードが出てきているときに、いたずらに共和国に対する憎しみを掻き立てるものです。


 チラシを受け取る子供たち、日本の学校に行っている在日コリアンの子どもたちへの差別がひどくなります。校長会でさすがに問題があるという声も出て、在日コリアンの子どもたちへの差別につながらないようにという文章をつけて同時に配布したようですが、北は本当にひどいという感情を持たせるもので、日本自身が朝鮮半島に責任をはたしていないことは一切言いません。


 チラシを渡された先生方はどんな気もちだったでしょう。目の前に在日の子どもがいる。どんな態度に出るのでしょう。橋下が知事になった時、教育を政治に使うなと、公務員は政治活動するなと弾圧しました。自分たちの維新の政治活動には使うダブルスタンダードです。


6月20日大阪市役所前に集まってください。










火曜バンド勢ぞろいです❣️
















平石さんのアピールです。

⁂平石さん

 労働組合で活動していて、朝鮮学校を支援するアプロハムケに入っています。

本日10時からの朝米会談を見ました。トランプと金委員長の握手は感動的でした。東アジアの情勢が変わろうとしています。終結宣言も出るでしょう。朝米協定の合意で東アジアは平和の方向へ動きます。


産経は、シンガポールは安倍が提案したんだとよいしょしています。日本は大きく後れを取り蚊帳の外です。


経済支援を米日でとなると、橋下さん松井さん今のうちですよ。まちがいを改めるのは。流れを読んで、補助金停止をやめて、無償化を適用してください。せめてもの償いですよ。市民の皆さん、声をあげていきましょう。












東大阪地域のオンマたちです。






イケメン三銃士健在です。
























火曜行動のマドンナー申リョンスルさんのアピールです。

⁂若者から 申さん


 お久しぶりです。今日は火曜日に休みが取れたのでここに来ました。みなさんに「せっかくの休み、ゆっくり休めばいいのに」と声をかけていただきました。


 先日、朝日新聞に紹介していただきました。その後たくさんの人から連絡をもらいました。東京の友達からは「大阪で頑張ってくれてありがとう」と言われました。


 府庁にお勤めの皆さん。先日咲洲庁舎を訪ねたとき、職員の方に「君、朝日新聞に載っていたね。読んだよ。一人ではどうにもできないけど、感動した。頑張って」と声をかけられました。


 一人ひとりと向き合うことで考え、良心に問いかけることができると思いました。一度じっくり読んでください。ここの火曜行動に参加している人の声に耳を傾けてください。一人一人の良心が問われています。


 朝日新聞の下地記者は誠実に向き合ってくださいました。毎週ここに立っている人々と真剣に誠実に向き合って、よりよい大阪を作っていきましょう。

ご支援ご協力をお願いします。







サユさんの元気な姿も見えます。

















長崎さんが繋いで下さいます。


⁂長崎さん

 テレビで相変わらず共和国をやゆするようなことが言われていますが、ある番組で、青木理さんが言っていました。「北の非核化と言っているが非核化は北だけですか?アメリカの核の傘の下で生きてきた日本は、全体の核軍縮を求めるべきではないのか。朝鮮半島の非核化、全世界の非核化を」といわれていました。


この流れが朝鮮学校の置かれている状況を変えていくでしょう。


もうすぐ火曜行動は300回を迎えます。いろいろな人に訴えを呼びかけています。大阪府の各会派にも声をかけています。


















田中直子さんのアピールです。

⁂田中さん 森友問題。


 先日教育常任委員会で森友問題の集中審議を傍聴しました。国のひどい対応はみなさんご存じだと思います。大阪府議会のことを話します。松井知事は瑞穂の國記念小學院を認可するために基準を変えたのです。そもそも借金の件で認可基準を満たしていませんでした。


「建設費は2億8千万の寄付があるから大丈夫」と言われて、実際には2億の寄付をしたと言われている人は「寄付はしていない」と言ってるそうですが、府はきちんと確認していないのです。

「3億いくらかの入金があったことを確かめただけだ」という。そもそもあの建物、ご覧になった方はわかると思いますが、4億で建つと思われますか?木造の木はどこかの神社からのものだと言ってるそうですが40億かかってもおかしくないほどです。確かめたのかと問うと、「どこかのコンサルタントが言ったから信用した」ということです。こんなでたらめなやり方で認可したのです。

その一方で朝鮮学校の補助金を打ち切ったのです。本当に許せません。認可したかったのは教育勅語を暗唱するような学校を作りたかったのですよね。松井さん。ここの声よく聞こえていると聞いています。


瑞穂の國記念小學院は籠池さん、まだあきらめていないと言っています。これからも監視していきましょう。








森本さんもお久しぶり、火曜バンド今日も頑張っています。










宋裕子さんのアピールとオモニ会の皆さんの合唱です。

⁂東大阪オモニ会


 朝からわくわくしながらテレビを見ていました。後ろ髪ひかれながらここに来ました。

大阪に10校しかない学校に補助金が打ち切られています。子どもたちの笑顔のために歌います。


「金曜行動の歌」とシュプレヒコール










シュプレヒコールです。

・子どもたちの学ぶ権利を

・行政は差別するな

・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ

・朝鮮学校への補助金支給を復活せよ

・朝鮮学校の友達を差別するな

・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう








東大阪の鄭秀姫支部委員長のアピールです。古希を超えても元気一杯❣️見習いたいと思います。


⁂鄭オモニ


 私は二世です。ここにいるオンマは3世です。子どもたちは、遠い四日市や奈良からも通っています。学ぶ権利を奪われ差別されています。

子どもの笑顔はどこの国でも平等であるはずです。日本だけが悲しい、むなしい。最後までがんばります。

ここに来ている日本の方にはありがたく胸が痛いです。南北統一を願っています。これからもよろしく。


⁂長崎さん 


 補助金の原点は国が認めないものを、大阪はじめ各自治体が支給してきたのです。その名目も自治体によって違っていて、国際交流や環境整備などいろいろです。国は出すなと言っても自治体が工夫を凝らして出してきました。本来の公務員は上が言ったからその通りにするのではないのです。


 8月25日に前文科事務次官の前川喜平さんが大阪に来られます。本来の行政は、上からの差別・命令を糾してきたのが地方自治の良心です。議会が差別しても行政ができませんというべきです。











アピールの間にも愛のキャンディの配達です。






大村さんの報告です^_^

*大村和子さん


 城北ハッキョに支えられる会です。この前の水曜日に給食つくりをしました。

日本の学校は毎日給食がありますが、朝鮮学校にはありません。オンマは朝早くから弁当を作って子どもたちを送り出します。数年前から始めて、学期に1回でこの前は12回目でした。

メニューはカレー、サラダ、キムチ、プリンです。手伝いに来た日本人は18人です。新しい人も2人きました。

朝鮮学校を見たこともない、知らない人で、子どもたちが給食食べている様子も見に行きました。子どもたちはお礼に来て歌も歌ってくれました。お礼を言われると胸が痛い。こういうことを日本人として放っていることが胸が痛いです。

明るく伸び伸びと育っている朝鮮学校の子どもたち、世間の悪いイメージを払しょくしてくれます。


今日はわくわくする朝米会談がありました。日本も朝日国交正常化に向かうと信じています。そうなったら、差別意識も払しょくしたい、異常な差別もなくなるでしょう。

最後に歌を歌います。


 



サユさんも一生懸命撮影されています。






大村さんの音頭で最後の歌は「勝利のその日まで」❣️




















いつものように駐輪場での申し送りです。

いつもこの場所で100円カンパをします、参加者全員が。私も285回以上ワンコインカンパを続けてきました。裁判の費用の補助と場所代のため全員が毎回カンパしています。





和歌山のウリハッキョのイベントや





6月29日のモンダンヨンピルの公演の紹介などが行われました。










東大阪のオモニたちに大きな拍手が送られました。





来週は記念すべき火曜行動です。来週も頑張ります。
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