ラウドネスのサウンドには、欧米のどのバンドとも違う、東洋風な香りがする、と、海外のファンは異口同音に口にするようです。
これが日本人にはなかなか分かりにくい。「ラウドネスなんて、洋楽みたいじゃん!?」とよく言われますが、欧米の人から見ればそうじゃない。
アメリカン・ロック、ブリティッシュ・ロックとあるように、ジャパニーズ・ロックというものがある。
80年代当時、日本にロック・バンドが存在することすら知らなかった欧米人にとって、ラウドネスの登場は大変な衝撃だったでしょうねえ。
外国人からすると、“ジャパニーズ・ロック"なのですね。
それにしても外人さんみたいだ…。
時代は変わり、今やネットを通して世界中の音楽を知ることができるようになり、日本の音楽も日本語のままで受け入れられるようになった。有安さんの動画にも、海外からのコメントが寄せられていますからね、そういう点では隔世の感があります。でもラウドネスが歩んできた道はとても尊い。誰も歩けなかったところへ道を付けた。いつも偉そうなことばかり言ってる(冗談ですよ)矢沢永吉も出来なかったことだ。
日本のロックの歴史の中でも、特筆すべき事象だと、確信します。