
私はこの方が最後に出演したドラマを見ているんです。
82年に放送された、萬屋錦之介版の『鬼平犯科帳』に、浪人役で出ていたんです。もう見るからにやせ衰えて、顔色も青白くて、なにか予感させるものがあったんですよね。
その82年に、食道がんのため43歳の若さで逝去されました。
いつもなにか、幽鬼のような狂気を漂わせているような、そんな「不穏」なものを感じさせる方だったと思います。いや、普段は普通の方なんですよ。普通の方なんだけど、どこか不穏な感じがする。若干ニュアンスは違いますが、仲代達矢さんもやはり、目に不穏なものを浮かべている方だと思うんです。もちろん仲代さんだって、普段は普通の方なのですが。
役者って、なにか不穏なものを感じさせる方が面白いんだよなあ。
自らを「円谷の申し子」と語るくらい、特撮モノの好きな方で、特撮作品にもよく出演されていました。『帰ってきたウルトラマン』の坂田さんとか、憶えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。帰ってきたウルトラマンでは脚本を書いており、『ファイヤーマン』では脚本と一部演出も担当されていました。本当に特撮のお好きな方で、私などはこういう点に特に親近感を覚えてしまいますね(笑)
とても面倒見のよい方で、後輩先輩関係なく、多くの役者仲間から慕われていた、とても優しい方でした。ではあの不穏さは、一体どこからくるものだったのだろう?
なんていうか、人というのは、
「深い」ものです。
昭和の大怪優、岸田森さんに惜しみない拍手を!

申し訳ないことを思ってしまった…
子供心に年齢不詳でしたが、まだ42歳の若さだったんですね…。
生きてらしたら絶対「シン・ゴジラ」に出演されてましたね、きっと!
なんとも個性的で、素敵な役者さんでした。
ピッタリですね!(失礼を承知で)
目力がお有りですね〜。
特撮がお好きって、まさしくお兄さまにジャストミート!!!(笑)
私もテレビで拝見しているかも〜⁈
昭和の大怪優、岸田森さんに拍手👏👏👏
海外の吸血鬼映画、クリストファー・リー演じるドラキュラの演技とかを研究して、ノリノリで演じたようです。
『血を吸う目』『血を吸う薔薇』の2作品で吸血鬼を演じています。よかったらどうぞ(笑)