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肥後守カネ駒 全鋼 焼入れ直し

2017年11月24日 | 道具

カネ駒さんの全鋼大、ネットで500円程度と安価に売られてる。
日立のSK鋼をプレスで抜いて、刃先だけを高周波焼入れした物とおもう。

ベタ研ぎすると焼きがキツいのか、ポロポロと微細に刃毀れしてく。
焼き戻ししてるんかな?
白紙の時のように また何ミリか研ぎ込まなダメなのか。。

よーし、いっちょ自分色に染めたろかとゴソゴソ実験をやってみた。

用意したもの

肥後守 全鋼 大
電気炉

メタノール
燃料用アルコールでメタノール90パーセント含有 ドラッグストアで。
ドライアイス
氷屋さんで千円弱

まずは肥後守をバラし、ブレードのみとする。 ついでに姫錦の全鋼も同様にして釜入れ。

包丁なら本焼やでコレ(笑)



焼入れ処理



電気炉にブレードを入れ、850度にセット。
変態してもろて30分温度保持してからお湯で急冷。
ジュー




次にサブゼロ処理



ドライアイスの温度は-79度
メタノールのは融点は -98度
荒っぽく言えば、クーラーボックスに放り込めば-79度の液体アルコールが出来る。
これでマルテンサイト化してくれよと試行。

手持ちのナイフで双方S30Vの、ガーバーと、サブゼロ処理したバックでは後者のが切れる気かする。。

気がするのは大事なのだ。
実験するのは楽しいのだ。

30分深冷・200度焼き戻しを3セット繰り返し。 結構面倒くさい。






研ぎ

サブゼロ処理したブレードを銅リベットに真鍮ワッシャー挟んで柄とカシメ。
シャプトンオレンジに当ててみると、前より刃こぼれせず研げる。気持ち硬い。



焼きがええ感じ? サブゼロも効いたか!?

丸尾山に当ててみると、前より硬く感じる。



コレは使うの楽しみやと小刃付けて仕上げ。
にしても最初のグラインダー痕酷い。
黒皮残そ。



実践



研ぎたては勿論よく切れる。
それはどんな刃物でも同じ事。
切れ味と長切れが勝負やねんね。

同じカネ駒さんのと比べるとやっぱ白のんがショリっと気持ちよく切れる。。

段ボール切ったりを繰り返すと、やはり青紙の方が刃持ちするかな。。

決して悪い刃では無いねんけど、コレが鋼材の差なんかと、手間暇かけた結果に感じた結論でした。

悪くは無いねんで!



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