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明延鉱山 繁盛脈

2016年03月30日 | 鉱物採集 兵庫
明延鉱山 探索

連休を使ってヒルの出る前に明延を探索しませんか? と言う話になり、夜な夜な資料作りから。

幸いJ-STAGEに参考資料が挙がっており、探索予想図も楽にできた。


逐次、各脈を塗りつぶしていくつもりで、今回は明延断層より西部をウロウロ。

朝来に集合後、神子畑を抜け大身谷方面へ進むと崩土通行止め。
仕方無しにR29~若杉~加保と大回りして明延に着くと昼を回ってしまった。

こりゃ谷1本しか無理やね・・・とバイクを下ろし、3人で藤井谷・繁盛脈へ向けスタート。



ダート林道をゴトゴト進むと、そこそこ大きなズリに着く。
が、不毛。



見切って上流へ移動すると左岸側にポコポコ開坑、台車も捨ててある。



足元の石を叩くと銅鉛亜鉛鉱。 沢筋にも鉱石は少ない。
うーん と進むともういっちょ穴。  藤金脈の通洞坑かな?


右岸側はズリを積んだ事務所跡かの台地。ボーリングコアは散らばるがめぼしい石は見当たらない。




時間も無く繁盛脈方面へ上がってくと、はぐれ鉱車。




周囲の転石に脈状の蛍石が混じるも、とびきり綺麗なんとは出会えない。
別嬪さんどこや??




右岸側を見上げると坑口、上手に石積み砂防とズリ。



ズリを上がりきると山腹に沿って軌道と思しき跡があり、先に見上げた坑口を跨ぎ、突き当たりに索道基礎。



ココやね繁盛脈。




再びズリ・沢筋に降り石を探すが時既に17時。
朝から入りたかったですね・・・ ええのんに出会えなかったなぁ。。。と、しぶしぶ下山。


帰路の飯屋で品評会。あーだこーだ言ってからrさんと和田山の宿へ。

今日の復習と明日の予習と石談議。 



お酒が美味しく気づけば1時。 グーと寝たらまた採集!


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熱水がチョット失礼しまっさーと入り込んだような石 ザ・ズリ石。



俺が俺が 私が私が どうぞどうぞ と蛍石入ったんかな? ルーペが面白いです。




閃亜鉛鉱のポケットに黄銅鉱



細かい蛍石には結晶面が僅かに見えるのも。



どれがチンゼン斧石やねん・・・

2016年03月25日 | 鉱物採集 京都


結晶してりゃ斧石の見分けはつくかもやけど、脈状やと菱マンとの見分けが解らない。

何でも結晶してるにこしたことはないけど、どうせやるならココはコレと解りたい。

でたんくらさんに持ち込んで教わってきました。

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持ち帰った宮島鉱山のマンガン鉱石のチンゼン斧石

ココ



拡大



解り辛いが、肌色でガラス光沢

んーー 言われたら何と無くやけど、個体差の色の違いもあるそう。

場数やなぁ。。。






たんくらさんの玉岩のチンゼン斧石

a


a拡大






b これは解りやすい


b拡大



割った中身が全て解れば楽しさ倍増やろね。
ボチボチいこう。

百合谷鉱山 マンガン3回戦

2016年03月24日 | 鉱物採集 京都
宮島鉱山を出て、更に人の入ってなさそうな百合谷鉱山を目指す。

たんくらさんのブログにも有るように懐の深い谷。
ようこそ河内谷へ(かわったに)と書かれた看板を横目にグネグネぐねぐね進む。

時間は15時過ぎ。もーええって!と焦る頃に ようやく百合谷出合に到着。
イーハトーブを下ろしてリュックを背負い出発。



林道をブーンと走り出すも、すぐに崩土でバイクは断念。 最初から歩いたほうが良かった。



トコトコと林道終点に着くと沢の対岸にズリが見えた。 上がると坑口。





坑口周辺はボソボソの石が多く、沢を中心に探す。



おそらくパイロクス。でも二酸化の染みが多いなぁ。。



あっと言う間に日が傾きだし16:30に終了・下山へ。

1時間も採集出来なかったけど、辿り着けて良し!

宮島鉱山 マンガン2回戦

2016年03月22日 | 鉱物採集 京都


亀岡・大城山鉱山を後にして、人のあまり入って無さそうなマンガン山を目指し移動。
園部、日吉町と一気に抜けて美山町へ。

現地に着いてみると予定の谷の手前でゲート。

下車して川筋の転石をチェックしながらトコトコと出発。



しばらく進むと、真っ黒けな脇谷が左岸側に現れた。

ココが宮島鉱山かー!
林道を上がると鉱石がゴロゴロ転がり、程なく坑口に到着。





斜度のきつい西斜面に数ヶ所開坑してた。
ゴーグルを装備して採集開始。




チンゼン斧石を見分けれる様になりたいので、石英の入る石を重点的に探す。

もちろん重いのも探すけど。



ないかなー




パカパカやってると気になる所が出た。




これかな?? ルーペで見るも斧石の形やない。

んーー 場数を踏もう。

大きい鉱石も持ち帰ったので、小割りにして観察してみます。

大城山鉱山 マンガン1回戦

2016年03月19日 | 鉱物採集 京都
数年前、訳も解らず勉強やとCRM50で挑んだ大城山鉱山

何となく面白難しい石が有った印象が残っており、白帯から緑帯へと昇級の意気込みで再訪。



今回、距離は伸びるが神蔵寺側からイーハトーブ君でアプローチ。
時間あれば高村鉱山も寄りたいなと。

トラックから下ろし、林道ツーリング気分で出発。
4サイクル125ccの軽さが丁度良く、ジムニーでは無理だ!って箇所もヒラヒラ抜けて行ける。
ま、倒木多くて車は無理やけど。




適度にガレた道を立ったり座ったり、半クラ当てたり進むと
赤いチャートが多くなり穴見っけ。



マンガン穴?と谷側の石を見ると砥石やった。
巣板みたいなん転がるけど、筋が多い。
ズリも少なく試掘で九十九折や泥濘やと楽しでると、見覚えのある小屋に着く。 ここやココ。
止めたんやろね。

ポイント登録して再始動。



九十九折や泥濘やと楽しでると、見覚えのある小屋に着く。
ここやココ。



下車してハンマー・ゴーグルを装備。沢筋の転石をチェックしながら戦闘開始。
今回はセンサーが一味ちがう。
ザクとは違うのだよ。



3時方向 距離120 黒光り 撃ち方始め!



11時方向 距離180 薄ピンクチラ見せ どりゃ!



斉射ー てー!! パンパカパーン




へ??? 撃ち方やめ! やめやめー!!



キラキラに何事かと戸惑った。 ザクロか!

後ほど、たんくらさんにお聞きすると、ネオトス石やそうで、普通にあるそうです。
黒帯は遠いなぁ。。

明延鉱山 斑銅鉱

2016年03月16日 | 鉱物採集 兵庫
金属標本を整理・ディスプレイすると、コレもまた美しくて楽しい。

色んな石を欲した時に探すんが、出ぇーへんとか、ショボいとか、嫌にならない1つの方向かなと思う。

今回は斑銅鉱の綺麗なん欲しいなぁと明延鉱山へ。



朝来・大身谷と寄り道したので、明延着が14時。

コレは厳しいかもと、トロッコ道をトコトコ歩いてスタート。





閉鎖坑口が数カ所有り、辺りで重たいのを探す。
孔雀吹いてないかな?
手にとっては軽いと置き、ちぎっては投げるが微細な黄銅鉱脈ばかり。



メジャー産地やし、さすがにもう少ないんかな?
しかし諦め悪くシツコく探すと、何とか目当ての亜鉛・銅の入る石英とご対面。
やっと出た。やっと出た。 待ちに待ってたやっと出た。



ええ石に当たると割った尻からピカピカギラギラ。

「あ、出た。 あ、また出た! またまた!!」 とえぇ声も出た。良かった。
本当は塊状を求めてたが、贅沢やね。




この色合い何やっけなー? 何処かで見てるんよなぁ。

帰宅後 洗浄しながら、そうや、ウイスキーボンボンの包み紙や!と解決。



UVしてみると蛍石入り。 モノは白くて非結晶。




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以下別窓です。
携帯&ルーペ撮影分 何度も撮り直し。

孔雀と水亜鉛銅か 美しい。

丁度エエ所で割れてくれた



石英の隙間に結晶質な斑銅鉱。 顕微鏡欲しなる~



今週末 リトライ!

茂美地鉱山

2016年03月11日 | 鉱物採集 京都
玉岩鉱山を後にし、南東にある柏木鉱山でズリを割るが二酸化ばかり。

これは楽しくないなと早々に見切り 茂美地鉱山へ。

未舗装林道をゴトゴト行けば左手にマンガンが転がり、右岸にズリと坑口




よしよし。 ゴーグルするからチョット待ちなさいよ。





コイツをパッカーンと割った時、ふわんとチョコレートの匂いがした。

まさか!? 貴様がチョコレート鉱か!! 




「チョコレートの匂いがする!!!」 びっくり叫び振り返ると、




rさん、ココア飲んではった。 笑顔で。

狙い撃ちされたんかな。







重晶石



緑マンガン鉱




次回からココア禁止!!!!!

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フッてしても吹き飛ばない。何でこんなとこ?

チンゼン斧石結晶かな 1mmないけど。



玉岩鉱山

2016年03月08日 | 鉱物採集 京都
前の弥谷行の際、出合い部に駐車すると、足元と右手の沢からマンガン鉱石が落ちていて、
対岸に坑口が見えていた。

たんくらさんで、そこが玉岩鉱山地蔵坑やでと聞き、ヒルが出る前に再訪。

1軒目に切明鉱山へ寄るも成果なく玉岩へ転戦。
フラット林道をゴトゴト行き、車ベタ付けで採集開始。






ズリや河原で鉱石を探してパカーン。 目が少しずつ出来てきた。 ええのは黒の照りが強い。

鉱石選別率が上がるとハンマー無駄打ちが減り、HPの温存になる。

バイキングだからと、ポテトフライに胃袋を割くべきでは無いのだ。




川岸にめり込み隠れてた 大きな鉱石の端を欠くとピンクが出てくれたり、
菱マンガンやハウスマンの綺麗なん出てくれたりと満足。



よっしゃ、三軒目行こ!と柏木鉱山へ転戦。



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めり込んでた大きいの、石材屋さんにお願いして切断標本に。

ジャーーー !と前後に揺さぶり切ってく。 「結構硬いな」と仰ってた。




ワクワクしながら切り上がりを待つ。 1分程でスパーンと。 機械は有難い。




別窓




全体にテフロ橄欖石、端の方にバラ輝石、
芯にはハウスマンきて緑マンガン。
富鉱部やったんか重かったハズだ。

じーっと眺めたり、ゴロンと回したり。

何がじゃ、誰かじゃ、どうしてじゃと夜な夜な考えてしまう。

銭原 チタン鉄鉱

2016年03月06日 | 鉱物採集 大阪

亀岡へ抜ける道すがら、茨木市銭原のチタン鉄鉱産地を覗いてみた。


直閃石ペグマタイト とか変わった奴らしい。




車川庄のバス停側に史跡・絶海国師隠棲地の道標に従い山へ上る
進むとカーブに再び道標。遊歩道を1分も進めば浴槽の有る薄暗い沢。
ココかな。



そのペグマがどんなんか良く解らないが、晶洞なってる石を探すのは変わらんやろなと
斜面やら沢の転石を見てみる。

ん?と、変わったのが転がってるのを拾ったり割ったり。
寝てる電気石の豆ガマは目に付く。



角閃石と鉄電気石。

角閃石は風化したのはちょろっとあるけど汚い。
石英に載る、わりかし新鮮なんを1つ採集。



電気石はこの状態で転がってた。 大阪府産としては御の字です。



チタン鉄鉱どこやー?

地べた じーーっと眺めたらギランと居ました。



ちっさ。 母岩べっとりは高望みでした。



また来たら良いじゃないか!


坑内ガス

2016年03月01日 | 鉱物採集 兵庫


石友さん達と猪名川町の鉱山へ。

沢筋をトコトコ上がりズリ・坑口へ程なく到着。




どんなんかな?と先行する石友さんと坑内へ入るや否や、キューーっと腸が唸り屁が出たがる。

ココは完全閉鎖空域や。 バレるアカン!

奥へ戻れ戻れ!! と括約筋をギュっと締め、「退避!緊急退避!!」と叫びたいところを

「この岩盤は不安定や、スグ出ましょう」 と苦しく呼びかける。


「了解ー」との返事からも、腸内屁玉を刺激せぬ様に 小ピッチで脱出。

少し離れて大気放出後、先輩のトコで実はヤバかった旨を報告すると

「硫化の匂いですねーって言えば良かったのに(笑) 」

なるほど~

いや、 絶対やっとるな。





千軒鉱山産 黄銅鉱 斑銅鉱


方解石バックやと映えますな。 ふぅー