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焚き火の宴に溶ける夜

2016年06月06日 | 鉱物採集 遠いとこ


am7:00 廻り目平キャンプ場でテント設営後、4人で小川山・西俣へ出発。

水も山も透明感に溢れてる。何とも清々しい。





わっせわっせと産地に着くと掘る者叩く者、各々好きな場所にへばり付く。

出たじゃ出んじゃ、サイズがどうだの頭が飛ぶだの、好きな事言いながら夕方まで水晶に向かい合って下山。



成果は分相応ながら、笑い続けた採集となりまして。


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山荘で風呂を借り、火を起こし、肉を切り、「お疲れでしたー! 」と乾杯。

焚火の端で乾いた喉に流すビールは文句無しに美味く、「あ゛ぁーー」と唸ってしまう。

本日のメインは、採集前日に罠で獲れたての生猪肉と昨年秋の鹿肉。




脂の乗った雌猪のロースに塩胡椒パラパラ。

炭火で「 じゅー! 」と溶けた脂に、 「 ぷわ! 」と炎が上がれば、 「 ギラリ! 」と全員の眼の色も変わる。



アツい! 美味い! アツい! 甘い!






猟師さんの締め方も上手やったのか、全く臭くなく、しかも柔らかい。

赤身に脂がドバーっと溢れ溶け、「俺は今、肉食うてるど!」と昂ぶる。

美味すぎる。 否が応にもビールが進む。




鹿肉にも驚かされた。

季節や部位にもよるやろけど、全員が「鹿ウマー!!!」とびっくり。

さっと炙ってレアで頬張ると、しっかりコクある赤身の旨味が、飲み込んだ後も残り続く。

今まで店や宿やらで出されたパサパサは何やったんや。。

コレは焼酎ですなとシフトアップ。
キャンプ場の水で水割りがまた美味い。 なんと贅沢なことか。


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腹も落ち着いた所で、やってみたかった蛍石の加熱実験。

蛍鉱山のソレを焼き網に載せ、薪の強火にかけ炙る。




「 爆発するよ? アホですか!? 」 と遠ざかるカシコ組。

「 その時はその時や 」 「 男のロマン! 」と砂かぶりで食い入るアホ組。

2組に分かれて観察。

2、3分炙るも変化無し。
おっかしーなー??とトングで持ち上げると、

「 光ってる! ホンマに光るんやー!」




薄っすらと淡い青い光が、ほわんと闇の中に浮かんでくれた。

もっと炙ってみようと再び網に載せると、「シュー」って音と共にクサい匂いが広がる。


シューって、成分が溶けてガスになってるんかな?

ほなフロン??

フロンて吸ってええん??? 




「 解らん はははー!」



アホの宴は夜な夜な続くのでした。



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酸洗浄後

小さいけどテリの良い水晶



条線無い。氷みたい。