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豊能鉱山

2016年02月27日 | 鉱物採集 大阪



以前に足を痛めたものの、ジッとしてられずに車で徘徊してた折にチェックした産地。

その時は車道脇の黒い石を少し見て、イテテとスゴスゴ帰った。

数年後の今、ここの石のサンプル持ってないなと思い出し再訪。



ほにゃらら工房を過ぎ、右手の簡易水道施設脇に駐車、装備して入山。
選鉱か飯場かの石垣群にも黒い石はゴロゴロしてるが、赤味は飛んでる。



北東の沢沿いに進めば、徐々にマシなマンガン鉱石が転がりだし、直ぐに坑口群。



全体的にボソボソの二酸化が多いイメージ。
解らんなりにしっかり重いのを選び割ると鮮やかなピンク色に御対面。



菱マンガン鉱 鮮やかやね。

カッターで傷ついたので菱マンガンと思ったのですが バラ輝石だそうです。
訂正いたしますね。





府道602 火の見櫓・神社から山田集落へ入り道なりに左岸の軽四道を進む。
普通車は神社先の右岸山裾の道から回れる。

小和田鉱山 四面銅鉱? コバルト鉱?

2016年02月22日 | 鉱物採集 大阪

輝コバルト鉱?の少し粒が大きいのが欲しくて、能勢町 小和田鉱山へ再訪。




R477を逸れ倉垣集落に入り、神社を越えて三叉路辺りに駐車。
リュックを背負い、左手雑木の谷から入る。




トコトコ沢沿いに上がり、スイッチバックしてズリへ。

先客様が叩かれた石が散らばってる。




キラキラが入って無いか破断面をクルクル回す。
バラ輝が濃くて僅かに光るやつを小割りに刻む。




割り、クルクル回し、更に割り、光ったらルーペ観察の繰り返し。
納得のいく粒が出るまで、2時間ほどやったかな。

ハンマーで直殴りするから要ゴーグルでした。




ルーペ撮影にて。
訂正ですが、四面銅鉱かもです。
ピンクに映えて綺麗

マンガン鉱物 見分け方

2016年02月17日 | 鉱物採集を始めるにあたって。初心者向き




マンガン山に行き、付帯し解り易く結晶してる物はチェックします。柘榴石とか。


後は、ピンクいのか消える緑いのを探す程度。。


シマシマ模様のんとかワカラナイ。
ウルトラQのオープニングのドロドロ模様を思い出す。


コレじゃ行っても面白味半減やなぁと思ってた。
画面を通じて自分なりに覚えるも、やはりしっくり来ない。


フィールドで自ら叩いた石の現物をもって、ココは何?ここは??とたんくら先生に教わりに行きました。

能書はネットで拾いました。間違いがあれば教えてください。



まず、採集してきた弥谷シマシマの石 部位別に




a バラ輝石    マンガン鉱石としては低品位。

b テフロ橄欖石  淡青緑色又は緑青色 高品位マンガン鉱石の主成分鉱物

c ハウスマン鉱  高品位マンガン鉱石の主成分鉱物

d 赤盤    縞状チャート層にマンガンに富んだ熱水が進入したときに、チャートが鉄に富んだ変質した部分


なるほど。 少しずつ解ってきました。




・次にカッターの刃を当ててみて。 これも弥谷の石




白いところは傷がつき、破片を塩酸に入れると発泡。 菱マンガン






ピンクいところは刃が負けた。発泡せず。バラ輝石。




成分の混ざる箇所はあるんやろね。




たんくらさん曰く、この辺りで採れるマンガンで基本的には下記の物が多いそうな。



・ヤコブス鉱 MnFe2O4 磁性有り ネオジム磁石くっ付く。酸化鉱物





・ハウスマン鉱 MnⅡMnⅢ2O4酸化鉱物 高品位マンガン鉱石の主成分鉱物




・アレガニー石 ケイ酸塩鉱物 Mn2+5(SiO4)2(OH)2




・菱マンガン鉱 MnCO3 炭酸塩鉱物


マンガンを得るための主要な鉱石鉱物のひとつ
ロードクロサイト(バラ色の石)、南米を中心に産することからインカローズと呼ばれる。
バラ輝石に似ているが,それより軟らかく,塩酸で二酸化炭素の泡を出して溶ける。

鉱山では「炭マン(炭酸マンガン)」と呼ばれる。


風化すると二酸化マンガンとなり黒くなる。



・バラ輝石 ケイ酸塩鉱物 MnSiO3
マンガン鉱石としては低品位。バ ラ輝石という名前だが輝石の仲間ではない。風化すると二酸化マンガンとなり黒くなる。


・パイロクスマンガン石 ケイ酸塩鉱物 (Mn,Fe)7Si7O21
ばら輝石と外観上きわめて類似しているため、肉眼での区別はできない鉱物。


・テフロ橄欖石 ケイ酸塩鉱物 Mn2SiO4 淡青緑色又は緑青色 高品位マンガン鉱石の主成分鉱物
風化する二酸化マンガンとなり,黒くなる。


・ブラウン鉱
(けい)酸塩鉱物ないし酸化鉱物として分類される不透明鉱物。普通、粒状または塊状であるが、まれに立方体や正八面体に近い正方複錐(ふくすい)の結晶形を示す。変成層状マンガン鉱床中にきわめて普通に産す


・(重晶石) BaSO4 硫酸塩鉱物
・リッベ石 ネソ珪酸塩 - 水 酸化. (Mn2+,Mg)5(SiO4)2(OH)2
・園石
花崗岩類による熱変成作用をうけた地域のマンガン鉱床中に見られる。暗赤褐色から淡赤褐色で、アレガニー石によく似る
・カリオピライト    (Mn2+,Mg)3Si2O5(OH)4
・グリーナ石(土佐石) フィロ珪酸塩鉱物
・ネオトス石     (Mn2+,Fe2+)SiO3.H2O(?)  肉眼では、黄褐色から黒褐色のものまである


おいおい追記していきたいですが、今回はここまで。
ちょっと解ったぞ。

弥谷鉱山へ

2016年02月16日 | 鉱物採集 京都


菱マン結晶に水晶載るのが欲しかったのです。
やはりどんな鉱物でも結晶してると嬉しく、水晶とのコラボなら言う事無し。

夢はでっかく日吉町へ。

県道~山道と進むと路肩に積雪。
ダート林道の奥は轍もない新雪。




予定外や。アカンがな。。


四駆に入れてゴドゴト。鉱山谷筋との出合で下車、行けるやろ? と長靴に履きかえ出動。
人の足跡は無く、獣の跡をトレースしてわっせわっせ進む。


狭い脇谷は暗く、冷たい風がピューと抜ける。




あれ?ズリ何処やったっけ?? と見落とし通り過ぎてしまう程に道も山も積ってる。

注意しながら戻ってズリ到着。 めっちゃモノトーン。



重たい石を掘り出しちゃ割り、林道斜面や坑口周辺の石英脈を探して登り下り。




石英塊・水晶は有るけど菱マンとのコラボが居ません。 見つかる気がしません。






頑張って雪の下のズリを掘るも、グローブはジュクジュク、長靴は冷え冷え。

指先も爪先も痛く痺れてくる。 あきまへん。

効率悪いし駄目だこりゃ。と、雪解け再戦予定で撤退。



サンプル資料を採集出来て良し。 次はマンガン勉強会です。


紫水晶掘り

2016年02月15日 | 鉱物採集 兵庫
但馬鉄山を後にし、別班の待つアメジスト産地へ。

携帯は圏外の為、事前に聞いた谷を目指し移動、谷の入り口に車を確認、再装備して入山。

谷筋を詰め、砂防を巻き、木の根に捕まり直登、標高をガンガン上げてゆく。

手のマメは潰れ、足の皮はズル剥け。 心の臓は機関一杯、焼けそうだ。

活動限界、自業自得、三途の川 といったワードが浮かぶ頃、 ようやく石友さんと合流。

いやはや、エグいんやからもう。。。




あちこちと走る石英脈は紫も白も。
基本ミルキーながら、粒の大きな水晶も落ちてる。

再始動。微速前進。紫脈ホジホジ。




入れ歯の噛み合わせが良く、ナカナカ良い水晶が出ない。

ひーらけ ひらけ パッとひらけー

こじ開けてゆくと、たまに空隙が開きポロポロと出てくる。




そこそこ採集して、次回探索図を描き下山。



透ける様な透明感には出会えずとも楽しく遊べました。
ありがたや~




洗浄後








緑紫水晶 綺麗にツートン・グラデーション





但馬鉄山

2016年02月12日 | 鉱物採集 兵庫
但馬鉄山 (三丹鉄山)




以前に地質図を信じて数時間探索。

砂防を巻き、谷を詰め、どこやねん??? と転石を追うも辿りつけなかった産地。


知る人いわく車からスグやで?との由。


またしてもサンソウケンめ・・


北近畿豊岡道から国道312を南下、県道70号少し北に上がり八代坂TN手前を北東へ。
谷の入り口のF本さん宅で話を聞くと、

「おお、鉱山あるぞ。誰も入って無いん違うかな? 脇谷の上やぞ」とおっしゃる。

採集の許可を頂いて、棚田が切れる左手からの脇谷出合、檻の横に駐車。


リュックを背負い右手の谷を進むと3分でズリ到着。。。




全面的に赤鉄鉱は敷き詰められてて目移りする中、板状の鉄の薔薇を探そと目ぇ三角にしてズリをチェック。



キラキラ密度の高い石を割ると、薄い破片が宙を舞う。
雲母鉄鉱で鏡鉄鉱な赤鉄鉱だ 美しい。


石垣の上に崩落坑口跡やも有り。


板状のサンプルは、光沢の少ない物しか見つけれずにタイムアップ。
別班の待つアメジスト方面へ急いで転進。


板状のギラギラも手に取ってみたい楽ちん産地。


罠猟のプレートがかけてあったので、獣道は避けて探す方が無難。

ルーペ撮影分



良さが写真じゃなかなか伝わらんのです。
鉄の薔薇もっかい探し行こ。

波野鉱山

2016年02月06日 | 鉱物採集 遠いとこ

大阪から6時間車を走らせ、岩国市内で日の出。

主目標は現地で色々と話を聞くも見事に空振り。

やる気満々だっただけに痛いけど、採集ってこんなモン。

予備目標の、銅山で脈石に蛍石が絡むとある波野鉱山へ。

現地に着くと明らかなズリがあり、その上に民家もある。
やりにくい。写真もヤメときます。
地の方に話を聞くと道が陥没するので坑口は埋めたとの由。
小さな穴は残ってた



民家に断ってズリを見るが、蛍石があまり見当たらない。


コレくらいかな。

石英は有るが青い石も少ない。
山向こうの逆に抜いたんかな?

んーと考えてると、近くの河山鉱山の保守管理をされてる方が見学させてくれると仰るので移動。
現地滞在30分ほど。

人頭大の重たいのを小割りにして。 サビサビガサガサ。



塩酸すると結構面白い石に。




蛍石を脈に、硫砒鉄鉱、黄銅鉱、脈状トパーズなど

UV蛍光はせずとも、盛りだくさんで良いサンプルになりました。