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兵庫県のスカルン産地へ

2015年09月29日 | 鉱物採集 兵庫

生野周辺で蛍石を産した古い文献に出会い、そろそろヒルも収まるかな?と、その鉱山跡へ。



幸運にも辿り着く事が出来、目を皿にして探すが蛍石には出会えなかった。

その後、銀山旧坑群に回るが、これまた不発。

翌日も同じく生野周辺を探索するか考えたけど、気分転換に以前は雪で行けなかったスカルン産地へ。





久々に訪れてみると新たに林道が切られ様相が変わってる。

こりゃ期待出来る?とガタガタダートを進み、突き当たりから入山。

法面や脇谷やを覗きながらトコトコ登るとスカルン気が出てくる。



よしよし!と気配を追って進むと、石垣や焼けた石やがゴロン。 しめしめ。



いひひと笑いながら方解石をパカっと割ると水晶が隠れてたり、




細かい黄色水晶のジオードが来たり、色んなんと来るのが多く、賑やかで楽しい。





磁鉄鉱は結晶サイズが大きいものが多く、ザクロと見紛う物も。




一通り叩いて楽しんでから辺りをウロウロし、ここズリ? 貯鉱?? 坑口どこ??? と、多々磁鉄鉱が転がる台地で良品を探す。


上まで見て歩くが気配も消え去り解らずじまい。


埋まった形跡も無い。まあ次回の課題として満足して帰路へ。

これは磁鉄鉱好きさん誘わなければ。。

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洗浄後撮影分

方解石に埋没する灰鉄柘榴石



アップ 結晶がコロン。




黄色水晶ジオード 上の方解石とのコントラストがええかんじ。




柘榴と水晶 柘榴はちょっとルーズ




磁鉄鉱結晶 母岩付き




磁鉄鉱塊 



幅12cm 1150g  ズシン!とくる重さがタマランです。
マイコレ入り~









ハゼ釣り ハゼ造り

2015年09月16日 | 釣り


大阪の近所のスーパーの鮮魚コーナーで、ハゼは食べたいが売ってるのを見た事がない。





子供の頃、簡単な釣りだと叔父に連れてって貰い、帰宅後に天ぷらで食べるとビックリ旨かったのを覚えてる。

以来、秋を感じるようになると、あっちコッチの川へとハゼを釣りに行くようになった。

ほっくりと甘いハゼを求めて、今年は三重県雲出川尻へ。





石友達と前夜入りして、七輪で肉や魚やと炙って宴。

外で炙ると美味さ倍増なのです。






えぇ時間まで飲んで、起きたら誰も居ない。 慌てて追いかけて朝7時から釣り開始。

石ゴカイを付けてヒョイと投げると、型は小さいが入れ食い。ズル引きで追い食い。

ハゼハゼハゼドン ハゼハゼドン



こらアカン、1人で食いきれんぞ。。 と投げるのを辞め、のべ竿に玉浮き一本針のクラッシックスタイルに変更。

底をとって流すと、ピクピク・・ スコーン! と消し込むから面白い。



適量を釣った後、その場で三枚に下ろし試食。




頭を落とすと白子?? と見間違う程にプリっ! と肝が大きい。
この川は餌に恵まれてんのかな?



「いただきまーす」

肝和え造りで口に放り込むと、石友と声を揃えて

「うまっ!! 甘っ!!!」




にちゃっと白身の旨味が舌の縁に、つるんと肝の甘味が舌の先に、

噛んで混ざって口中を綺麗にハモる。 ふははは~

やっぱしハゼは美味いなぁ。

ケタケタ笑いながら今年も美味しく頂きました。

今シーズン、もう一回くらい行きたいな。
天ぷらしもってビールもエエね。


寿司小銭  宮津

2015年09月09日 | めし 京都府 



国道沿いにあるお店。


小ぶりな握りを口に入れると、皮ぎしの二チャっと旨い脂が来て、全体がホワっと良い塩梅に解れた。
真鰯の旨味が過ぎた酢で尖らず広がり、待てー!と生姜がピリッと締めに来る。



最初は生姜がキツいかな。と思ったけど、食べ進むとコレで正解なんかなと思うようになった。
ネタのサイズ含めて全体のバランスがえぇのです。



出来が良いなぁとよく見てみると、

鰯は薄皮残して、中骨は抜いてある。苦味無く歯に骨が当たらん。

ネギはさらし、生姜はおろして使ってはる。

シャリも一粒々に光ってる。

丁寧で美味しい鰯の寿司です。
通ったら食べてみて。


10:00~19:00 無休
京都府宮津市河原町1904-2
0772-22-0568




追記
宮津公設市場がガラガラになってた。
前は安くて旨い魚で賑わってた。
すぐ裏の港で食うと旨かったんよ。


スカルンの水晶と方解石

2015年09月05日 | 水晶 写真
標本の整理をしてて、やはり面白い石やなと。

数年前に行者還山麓のスカルン柘榴産地にて、半分土に埋まりジオードが割れた状態で採集。




古生層砂岩で母岩には小さな黄色い灰鉄柘榴石がチラチラ。

ジオード中心部は板状の方解石。塩酸で発泡。

内部に向けて細短く水晶が伸び、中心部に板状の方解石と水晶・石英。

まず水晶が生成された後に、方解石が水晶・石英を切り成長。 チビチビ行きよってんやろなぁ。

上手く緑水晶を切ってあり解り易い。。。後に染色したんかもかけど。




その後、方解石は溶け、石英を切った部分は溝になり、圧がかかって石全体が歪んだ様。
同じ柱面の水晶が切られ段差が付いてる。
そうして脱落した水晶と、溶け折れた方解石とで空隙は満たされてたんかな。



切られた溝だけ残る石英はスカルンで多々見るけど、これはジオードで方解石が保護され残ったんやろね。
ルーペでも観察が面白い標本です。