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肥後守カネ駒 永尾駒製作所 見学

2017年05月19日 | 道具


小学校入学の頃、母親にコレで鉛筆を削りなさいと肥後守を1つ買い与えられた。

その時は扱いを難しく感じ、鉛筆削りの方が欲しかったのを覚えている。




時は流れ、今は仕事で車台番号の石刷りを頻繁に取るので、鉛筆の芯を太めに削れる肥後守を重宝している。



肥後守のウンチクは長くなるので検索して頂くとして、

「元々は三木市の三木洋刃製造業者組合の組合員だけが使用することの出来る名称であったが、組合員である製造業者が減り、現在では永尾駒製作所のみとなっている。」wikiより。

やそうな。




以前から見学してみたかった永尾駒製作所。

快く許可下さって今回見学の運びとなりました。





色々と説明を受けながら質問も交えて進んでく。 写真撮影は許可を得てます。

プレスで型抜き。 左の鋼材は青の利器材かな?





白紙 笹かな剣かな。






鞘のプレス






お?









おおお! マニア垂涎の刻印も色々と。。 別窓拡大です。




同じ機械やけどチキリのプレス?




焼入れ



安物は高周波・外注、並はバーナー、高級品は鉛焼き・外注とおっしゃってた。




鍛造の模擬実演





ブレードをセットするとグラインダーが動いて荒削り。




奥に新しい研磨機も搬入されてはるが未使用。




ここからカシメ。 企業秘密が書いてあるそうで、ボカシてます。




最後の仕上げ研磨。豆をやってはった。




完成品 SK材割込 メッキ大





興奮しながら一通りの見学があっという間に終わってしまった。

非常に忙しく半年待ちの商品も有り、欧米からの注文も多いそうな。。




忙しい中、見学を快諾下さった永尾さんに礼を言い、興奮覚めやらぬまま帰路に着いた。







自分のカネ駒さん普段使いは、真鍮柄の青紙割込をバラして、ブルーイング&エッチングしたもの。





研ぎが楽しいと思える人は肥後守ハマると思いますよ。

やっぱしハガネもエエわ~

尾小屋周辺にて

2017年05月05日 | 鉱物採集 石川 福井



昨年、金平近辺の産地を訪れた時、

兎に角やり方が酷い人が多過ぎた。ダメだコリャと以後近寄らなかった。

無論地権者さんは怒り、今は川向こうから見ておられて柵を越えた時点で警察に即通報されるそうな。




必然か偶然か、平成29年5月より小松市にて「珠玉と歩む物語」保護条例なるものが施行される。

以後、小松市は鉱物採集禁止となる

線引き前に、石友さんと最後の尾小屋へ。






ココは1日採集してても誰とも会う事の無い産地で、それだけに条例施行が惜しいが致し方ない。



ええの出すど! 自分はガマ狙い。 石友さんはズリ狙いでスタート。




斜面に張り付いて石英脈をつつくも、中々広がらず小さい水晶しか来ない。



どうしたものかと思案していると、ズリの方から出たー!と時折歓声が上がる。




退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ! と掘り進むも、紫石英 紫石英 紫石英 紫石英 紫石英 紫石英 紫水晶3cm未満クラスター てなペース。




出たーー! わー! が、ズリからちょくちょく聞こえ、尻がウズウズする。が退かぬ!




そのうち昼飯にしましょうと声がかかり、贅沢な昼飯は、その場で揚げるたらの芽の天ぷら。



コレやコレ、春や〜 ほんまにうまいです。



と食べつつ成果を聞くと、10センチ超えのクラスターも出てるではないか。


旦那方ぁ、一寸御相伴に与らせて下さいませんかねぇ。ぐへへ。

省みた末に 退いて媚びてズリでホリホリするも出ぬ。なんで?


ここは初志貫徹やと石英脈に戻り頑張ると、やっとこさ綺麗な紫にご対面。



小粒ながら色の濃さに満足、安堵、納得。



帰宅後洗浄 塩酸処理含む。





このゴールデンウィーク、施行直後は見せしめを含め 狩られたやろか。

つくづく惜しいわ。