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京都のマンガン山へ

2016年04月25日 | 鉱物採集 京都
どっか面白い所無いかー?と資料を漁っると、炭マンの出鉱量もそこそこ有り、中でも緑マンが多いとある鉱山が目に止まった。

複数箇所を探した後、目当てのそこに着くと17時過ぎ。
急いで谷筋に転がるズリを叩くと緑マンだらけ。

コレはオモロいぞ! と石友さんに声を掛けての採集へ。




直売所やらに寄り、アレコレと仕入れてから現地入り。
ヒル出るかもと木酢液を長靴に塗ってから谷に入り、各々ハンマーを振る。




人頭大の石も多く残っており、端を欠くと3度に1度程の割合で緑マンが顔を見せる。



鮮やかなピンクの菱マン、青味の強いテフロも美しく、丁寧に割ってるとあっちゅう間に昼を回る。








先に仕入れた山菜を調理しての昼飯。


タラの芽の肉巻きにビールは最高に美味かった~ ほんま文句ないです。



ガソリンが入ったところで小割り再開。



何とも楽しいグリーン探し。




山で飯食って綺麗な石眺めて、ホンマに幸せですね。と夕暮れまで叩き楽しんで帰る。



前回分をクリスタルレジンに封入してみた。



手間ながらマニュキュアよりも見栄がえぇね。


どれがチンゼン斧石やねん・・・

2016年03月25日 | 鉱物採集 京都


結晶してりゃ斧石の見分けはつくかもやけど、脈状やと菱マンとの見分けが解らない。

何でも結晶してるにこしたことはないけど、どうせやるならココはコレと解りたい。

でたんくらさんに持ち込んで教わってきました。

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持ち帰った宮島鉱山のマンガン鉱石のチンゼン斧石

ココ



拡大



解り辛いが、肌色でガラス光沢

んーー 言われたら何と無くやけど、個体差の色の違いもあるそう。

場数やなぁ。。。






たんくらさんの玉岩のチンゼン斧石

a


a拡大






b これは解りやすい


b拡大



割った中身が全て解れば楽しさ倍増やろね。
ボチボチいこう。

百合谷鉱山 マンガン3回戦

2016年03月24日 | 鉱物採集 京都
宮島鉱山を出て、更に人の入ってなさそうな百合谷鉱山を目指す。

たんくらさんのブログにも有るように懐の深い谷。
ようこそ河内谷へ(かわったに)と書かれた看板を横目にグネグネぐねぐね進む。

時間は15時過ぎ。もーええって!と焦る頃に ようやく百合谷出合に到着。
イーハトーブを下ろしてリュックを背負い出発。



林道をブーンと走り出すも、すぐに崩土でバイクは断念。 最初から歩いたほうが良かった。



トコトコと林道終点に着くと沢の対岸にズリが見えた。 上がると坑口。





坑口周辺はボソボソの石が多く、沢を中心に探す。



おそらくパイロクス。でも二酸化の染みが多いなぁ。。



あっと言う間に日が傾きだし16:30に終了・下山へ。

1時間も採集出来なかったけど、辿り着けて良し!

宮島鉱山 マンガン2回戦

2016年03月22日 | 鉱物採集 京都


亀岡・大城山鉱山を後にして、人のあまり入って無さそうなマンガン山を目指し移動。
園部、日吉町と一気に抜けて美山町へ。

現地に着いてみると予定の谷の手前でゲート。

下車して川筋の転石をチェックしながらトコトコと出発。



しばらく進むと、真っ黒けな脇谷が左岸側に現れた。

ココが宮島鉱山かー!
林道を上がると鉱石がゴロゴロ転がり、程なく坑口に到着。





斜度のきつい西斜面に数ヶ所開坑してた。
ゴーグルを装備して採集開始。




チンゼン斧石を見分けれる様になりたいので、石英の入る石を重点的に探す。

もちろん重いのも探すけど。



ないかなー




パカパカやってると気になる所が出た。




これかな?? ルーペで見るも斧石の形やない。

んーー 場数を踏もう。

大きい鉱石も持ち帰ったので、小割りにして観察してみます。

大城山鉱山 マンガン1回戦

2016年03月19日 | 鉱物採集 京都
数年前、訳も解らず勉強やとCRM50で挑んだ大城山鉱山

何となく面白難しい石が有った印象が残っており、白帯から緑帯へと昇級の意気込みで再訪。



今回、距離は伸びるが神蔵寺側からイーハトーブ君でアプローチ。
時間あれば高村鉱山も寄りたいなと。

トラックから下ろし、林道ツーリング気分で出発。
4サイクル125ccの軽さが丁度良く、ジムニーでは無理だ!って箇所もヒラヒラ抜けて行ける。
ま、倒木多くて車は無理やけど。




適度にガレた道を立ったり座ったり、半クラ当てたり進むと
赤いチャートが多くなり穴見っけ。



マンガン穴?と谷側の石を見ると砥石やった。
巣板みたいなん転がるけど、筋が多い。
ズリも少なく試掘で九十九折や泥濘やと楽しでると、見覚えのある小屋に着く。 ここやココ。
止めたんやろね。

ポイント登録して再始動。



九十九折や泥濘やと楽しでると、見覚えのある小屋に着く。
ここやココ。



下車してハンマー・ゴーグルを装備。沢筋の転石をチェックしながら戦闘開始。
今回はセンサーが一味ちがう。
ザクとは違うのだよ。



3時方向 距離120 黒光り 撃ち方始め!



11時方向 距離180 薄ピンクチラ見せ どりゃ!



斉射ー てー!! パンパカパーン




へ??? 撃ち方やめ! やめやめー!!



キラキラに何事かと戸惑った。 ザクロか!

後ほど、たんくらさんにお聞きすると、ネオトス石やそうで、普通にあるそうです。
黒帯は遠いなぁ。。

茂美地鉱山

2016年03月11日 | 鉱物採集 京都
玉岩鉱山を後にし、南東にある柏木鉱山でズリを割るが二酸化ばかり。

これは楽しくないなと早々に見切り 茂美地鉱山へ。

未舗装林道をゴトゴト行けば左手にマンガンが転がり、右岸にズリと坑口




よしよし。 ゴーグルするからチョット待ちなさいよ。





コイツをパッカーンと割った時、ふわんとチョコレートの匂いがした。

まさか!? 貴様がチョコレート鉱か!! 




「チョコレートの匂いがする!!!」 びっくり叫び振り返ると、




rさん、ココア飲んではった。 笑顔で。

狙い撃ちされたんかな。







重晶石



緑マンガン鉱




次回からココア禁止!!!!!

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フッてしても吹き飛ばない。何でこんなとこ?

チンゼン斧石結晶かな 1mmないけど。



玉岩鉱山

2016年03月08日 | 鉱物採集 京都
前の弥谷行の際、出合い部に駐車すると、足元と右手の沢からマンガン鉱石が落ちていて、
対岸に坑口が見えていた。

たんくらさんで、そこが玉岩鉱山地蔵坑やでと聞き、ヒルが出る前に再訪。

1軒目に切明鉱山へ寄るも成果なく玉岩へ転戦。
フラット林道をゴトゴト行き、車ベタ付けで採集開始。






ズリや河原で鉱石を探してパカーン。 目が少しずつ出来てきた。 ええのは黒の照りが強い。

鉱石選別率が上がるとハンマー無駄打ちが減り、HPの温存になる。

バイキングだからと、ポテトフライに胃袋を割くべきでは無いのだ。




川岸にめり込み隠れてた 大きな鉱石の端を欠くとピンクが出てくれたり、
菱マンガンやハウスマンの綺麗なん出てくれたりと満足。



よっしゃ、三軒目行こ!と柏木鉱山へ転戦。



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めり込んでた大きいの、石材屋さんにお願いして切断標本に。

ジャーーー !と前後に揺さぶり切ってく。 「結構硬いな」と仰ってた。




ワクワクしながら切り上がりを待つ。 1分程でスパーンと。 機械は有難い。




別窓




全体にテフロ橄欖石、端の方にバラ輝石、
芯にはハウスマンきて緑マンガン。
富鉱部やったんか重かったハズだ。

じーっと眺めたり、ゴロンと回したり。

何がじゃ、誰かじゃ、どうしてじゃと夜な夜な考えてしまう。

弥谷鉱山へ

2016年02月16日 | 鉱物採集 京都


菱マン結晶に水晶載るのが欲しかったのです。
やはりどんな鉱物でも結晶してると嬉しく、水晶とのコラボなら言う事無し。

夢はでっかく日吉町へ。

県道~山道と進むと路肩に積雪。
ダート林道の奥は轍もない新雪。




予定外や。アカンがな。。


四駆に入れてゴドゴト。鉱山谷筋との出合で下車、行けるやろ? と長靴に履きかえ出動。
人の足跡は無く、獣の跡をトレースしてわっせわっせ進む。


狭い脇谷は暗く、冷たい風がピューと抜ける。




あれ?ズリ何処やったっけ?? と見落とし通り過ぎてしまう程に道も山も積ってる。

注意しながら戻ってズリ到着。 めっちゃモノトーン。



重たい石を掘り出しちゃ割り、林道斜面や坑口周辺の石英脈を探して登り下り。




石英塊・水晶は有るけど菱マンとのコラボが居ません。 見つかる気がしません。






頑張って雪の下のズリを掘るも、グローブはジュクジュク、長靴は冷え冷え。

指先も爪先も痛く痺れてくる。 あきまへん。

効率悪いし駄目だこりゃ。と、雪解け再戦予定で撤退。



サンプル資料を採集出来て良し。 次はマンガン勉強会です。


砥石山へ

2015年07月21日 | 鉱物採集 京都


刃物を研いでる時は、精神がそこに一点集中されて心地良い。

砥石によって相性も出るし、使い分けて仕上げられたそれは、凛として喜んでるようにも感じる。

一般的に天然砥石の需要って料理人や大工やら、職人さんが大多数やと思う。
あとは趣味の人。 こだわりの領域なんかな。

だからホームセンターでの販売は見た事が無く、自分は亀岡の天然砥石屋さんに赴き購入した。

どうせなら、産状・現地も見てみたい。

資料とにらめっこして京都の廃業した砥石山跡へ。




山道を4駆に入れてガタゴトと登っていくと、マンガン山で見るような岩肌がせり出してくる。

ガーミンに火を入れて、予定地点からトコトコと歩きはじめる。




杣道が徐々に獣道になり先細り。林業関係以外は入ってなさそうな感じ。

何処の鉱山もそうか。

夏の日差しの中、汗を拭きつつ進むと遠目にも不自然な小山が視界に入り、近寄るとズリ・石垣。




転がる石は白かったり青かったり黄味がかったりと層によってバラバラ。
瓦をぶちまけた様。



厚みのある筋の少ない物は落ちて無い

ズリの上に坑口が並ぶが、今にも崩れそうでヤメ。



坑木も無く操業時は怖かったやろなと思う。
脈を追って一段上がると露天掘り。




黄味かかった柔らかい巣板や、筋の多いカラスや、売り物になりにくい石が転がる。



金属鉱山と違い、山にズリに毒が流れて無いのが解る。
日陰は通る風が心地良い。




資源自体はまだ残るが、これまたコストで廃業したんやろな。

観賞して楽しむ石も勿論美しく楽しい。
性質を利用して肌で感じる石も楽しい。

弥谷鉱山 ヤマビル包囲網

2013年05月14日 | 鉱物採集 京都


たんくらさん「水晶の上に菱マンガンの結晶が乗って綺麗やで」

ブログに載せてはる写真を見ても美しい。
よって今回、円郷山とセットで周る。

園部で昼飯を済ませて日吉町~四ツ谷へ。




未舗装林道をゴトゴト進むと最後は軽四幅のガレた林道になる。
四駆に入れてガタガタ進む。

確かにマンガン山やのに、石英が多く、白い転石が散らばる。

鉱山手前の路肩に停め、3人でどんな道具が要るのか、まず覗きに行く。




おー確かに水晶有るねぇ!

と喜んでると相方が「あれ、、ヒルおるでー?」

rさん 「あー、いっぱい居ますねー」





囲まれてた!!!! 鎌首もたげとる!


非常に拙い状況である。このままでは十字砲火を浴び、包囲殲滅の恐れもある。

何より気持ち悪い。



「ヒル避け取ってくる!」

と足元を確認しながらダッシュで車へ戻り、長靴に履き替えヒル避け塗布。

右手にエアサロ、左手に塩水スプレーの二丁拳銃。 ポケットにヒル避けと完全装備で2人の元へ急ぐ。





騎兵隊が駆けつけるぞ!  生き残ってくれよ!!


慌てて戦場に戻ると2人ともへっちゃら。

「別に大丈夫やで?」 と口を揃える。

んー 俺だけ小心者みたいやんか。



とりあえずヒル避けを2人に吹いて、鉱山方向へ戻る。

さっきまで、あんだけ鎌首もたげて出てきたヒルが、全然出てこない。
地面に息を吹きかけても出てこない。


ヒル避け素晴らしい。





試しに下草や石をどけると出てくる。

ヒルの進行方向へエアサロ吹くと、嫌がって戻りよる。

直接噴射するとすぐ死んだ。
有効です。




塩水は効果がエアサロの1/5って感じやった。なかなか死なん。

長靴にはヒル避け、身体にはエアサロが良いかと思う。


採集せずに帰った。