あけぼの

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悔しいね、身体の衰退を意識しだした!

2017-07-10 08:31:03 | 講演・アート・音楽・スピーチ

余り考えたくないのだが10xX+5歳も半ばを過ぎると身体の動きが鈍くなる。目もかすみ新聞の活字が見づらく、日々の思考もまとめ難くなり、文章を書くことを敬遠しがちになる。年のせいだとは思いたくないのだが心身の衰退を意識せざるを得ない。反動で頭や身体を働かせなくて済む手作業、木々の剪定や庭の草取りを好むようになった。年齢相応と勝手に解釈して。まだ足腰が動く間はよいと思うべきか。貧乏症というのか、子供のころからジットしておれない性分だった。意志で起床し早朝歩行を30分間、歩幅を広くするよう心掛けている。意志だけはしっかり働く。庭木の刈込や草取りが出来る場所があるだけ幸せなのかも知れない。以前は松の剪定で時間を浪費するのは趣味と割り切っていた。アメリカに滞在していた20年間は日本の家の管理を兼ね、年に2回、20日間ずつ帰国し雑仕事に追われたものであった。頑健でやる気があった還暦後20年間が懐かしい。 2、3日前、油彩スタジオのある府中に行き、脚立の上で松の剪定と旧松葉をもぎ取り形を整える作業をやった。7月初旬でも結構暑い日だった。集中出来たのは2時間、自転車で3.5kmの国立に帰った。すぐ「昼食を」と言われたが動悸がし「ひとつ息」。呼吸が苦しくて食べられず、30分横になってからようやく食事出来た。今までひとつ息の状態など経験したことが無い。道中は暑かったが昨年まではへっちゃらだった。この息苦しさから想像するに肺の病いか低血圧。脳梗塞、心筋梗塞が命取りになるかも。多分ピンコロで逝くぜ。希望通りに。遺伝的考察だが、父は外で転んだあと鼾をかいて寝たきりに。母は翌朝の朝食の準備をして床に就き、翌朝は冷たくなっていた。父は79歳、母は69歳で亡くなった。

加齢による心身の老化対策だが、成り行きに任せ、その時々でやれる範囲で肉体を使って頑張るしかない。健康年齢が続く限り。(自悠人)


夫は草取り6時間、妻はショッピング、パスポート不要の南イタリアへ

2017-07-09 11:19:45 | 講演・アート・音楽・スピーチ

   先頃娘の所に草引きに行った。と言ってもそれは夫、80歳を優に過ぎても「やってもらうよりやってあげたい」夫。「前回から2か月半しか経ってませんよ」と私。「草はすぐ伸びる。あんた、やったことがないからわからんのだよ。行くよ!」と高速ぶっ飛ばして埼玉へ。気短な夫の運転は恐怖だ。すぐ前の車に追いつき、斜線を変え、追いつき、また車線を変え、の連続でこちらの肩はカチカチ、拳を握りしめて、到着したら「ホッ」と力が抜ける。だがその後はこちらは楽しいことばかり。夫は早速折りたたみ椅子を出して草取り開始、筆者と娘は買い物三昧。REIKOさんのアドバイス通り、ペットボトルの水を「飲みなさいよ!」と夫の傍に置き、出かけた。午前は1店のみでたっぷり昼食を買って戻ったが、2時間半、夫は水も飲まず働き続け、筆者が帰ってから差し出して飲ませた。午後、「お水飲みなさいよ! 水、水!」と言い残し、またショッピングへ。素敵なお店がありました!「パスポートのいらない麗しの南イタリア」というキャッチフレーズの「カンターレ」というお店が。美味しくて健康的な酵母パンと添加物なしのカステラを買い、ソフトクリームを食べ、次は中央軒煎餅本舗、最後は上里サーヴィスエリアへと、3、5時間のショッピングを楽しみ帰ったら…夫は休みもせず、水も飲まず、草引き続行、庭中の草取りがほぼ終わっていた。根詰め過ぎで眼がトロン、でもまだ働きたそうだったので「これからまた2時間高速運転があるのよ! 早く終わってください!」。着替えを差出し、ショッピングの収穫を娘と分け、急ぎバイバイして高速へ。夫の運転速度計をふと見たら「ゾゾゾー!」。制限80Kmのところ3桁の数字が見えた。気のせい?「お願いですから10Kmオーバーぐらいにしてください。私は癌でも生き残っているのに高速道路で死にたくありません!」。生きて帰宅し、「ホッ」。(彩の渦輪)

  


留学支援記事(朝日新聞&日本海新聞)届く:米子東高生6人短期留学へ

2017-07-07 10:22:03 | 講演・アート・音楽・スピーチ

日本海新聞(2017年6月29日)と朝日新聞鳥取総局版(2017年6月29日)が届いた。朝日新聞は長めなのでここでは日本海新聞の記事を紹介しよう。後輩らの留学支援 米子東高出身・小川さんX円寄付
 高校生の海外留学を支援しようと、米子東高(鳥取県米子市勝田町)出身でグローバル教育に携わる小川さん……が総額X円を同窓会に寄付し、奨学基金が創設された。27日に同校で第1陣の派遣者激励会が開かれた。派遣される高校生らと笑顔を見せる小川さん(前列左から2人目)。小川さんはバックパッカーとして夫婦で世界を回り、60歳で米国の大学の博士号を取得した自らの経験から「高校生のうちに異文化理解、多文化共生を学んでほしい」と基金の創設を提案。希望した同校1、2年生6人が7月下旬……に米国・ボストンの大学に派遣され、語学研修や現地の高校生、大学生との交流を経験する。激励会では小川さんから生徒一人一人に目録が手渡され、…真菜さん(16)…は「同年代の人たちと自分の国のことを伝え合い、米子のことも発信したい」と意気込みを語った。同窓会による留学支援は全国でも珍しい取り組み。小川さんは「アメリカ留学を通して積極的な生き方を体得し、グローバルな人間に成長してほしい」と話した。(渡部ちぐみ記者)(……は割愛部分)

4年後輩のK氏より:「先輩のご努力が実りました。本当におめでとうございます。」と。もう少し若い後輩、M氏も「後輩たちもさぞかし感激したことと思います。米子も我々の高校時代のころとは異なり、米子空港から韓国や香港に直行便が出たり、境港から韓国やウラジオストクとの定期航路が開設されるなど、かなり国際化されてきているかと思いますが、高校生が直接、海外に行くことはほとんど機会がないと思います。若い後輩たちが、外から日本を眺めて、わが国の良さを実感し、見聞を広めてくれればと思います。この制度が永続的に続くよう、私も微力ながら何らかのお手伝いできればと思っています。本当にありがとうございました。」とコメントが届いた。(彩の渦輪)

写真は日本海新聞の渡部ちぐみ記者様より


湿度100%の東京脱出、やすらぎと爆笑の郷、富士山麗へ

2017-07-05 10:44:26 | 講演・アート・音楽・スピーチ

郷里から帰京した直後の週末は雨もよいで空気がじとじと。「空気澄明、水玲瓏のリゾート地、山中湖畔に住むReiko & Georgeさんの所に行ってみよう!」と自悠人が思いついた。電話をしたら翌日お招き頂いた。「あれこれ気配りしてたら実現しませんよ!」と。富士山駅からお宅まで運転していただいた時間を含めてDoor to Door 3時間、愛犬モモちゃんにも会え、瀟洒な巨大アンブレラの下でお茶、ガラス張りの素敵な客間でReikoさんお手作りの芸術的ご馳走を賞味しつつ、リゾート地でのホリデーを味わわせていただいた。エアコンなしで充分涼しかった。お庭に農園をお持ちで、野菜は全部無農薬の手作り。安全、美味のご馳走を頂きながらのお喋りに時間の経つのを忘れた。前回博学のGeorgeさんのお話を聞き、驚き続けた記憶があるが、今回は4人が負けじとおしゃべり。忍草母の会、高校生留学の意義、Reikoさんの最近の車いすボランティア報告、テンガロン・ハット、楽しい★せんせい等、モモちゃんが吠えるのも忘れて。が、Georgeさんが、「あ、気が付きませんで、失礼しました!」と、誰へのお断りかと思ったらモモチャンへ。モモチャンはトイレの催促だったのだ。「George はモモちゃん・ファーストなのよ!」とReikoさん。ユーモアのセンス抜群のGeorgeさんが淹れてくださった美味しいコーヒーでお開き、また富士山駅へ送って頂き、帰りは木の床が素敵な富士急特急とホリデー快速ヴュー山梨号に乗れて20分早く帰宅できたが、東京の空気は蒸し蒸しで、初めてエアコンのスイッチを入れて寝た。(彩の渦輪)

 

写真3.富士急特急 4.ホリデー快速ヴュー山梨号 5. お手作り無農薬苺ジャムはブツブツし超美味


留学基金贈呈式に臨んで:寄付への反応あれこれ

2017-07-02 11:06:21 | 講演・アート・音楽・スピーチ

 6月27日、ワイフの母校、米子東高校に小川奨学基金を寄贈し、贈呈式に臨んだことをきっかけに、寄付行為への皆さんの反応について感想を述べてみたい。アメリカ社会では寄付行為は極く当たり前のことだが、日本では珍しい行為として関心を惹いた。金額はここでは省くが我々夫婦には楽な支出ではなかった。が、ワイフの信念、「心身共に柔軟な後輩高校生が海外挑戦体験を経てグローバル人間に成長する後押しをしたい」、即ち、海外留学費を給付する支援活動に協力したわけだ。「ワー、お金持ち!」とか、「そんなお金があったら・・・に使いたい!」Etc.。「寄付はお金持ちがするもの」との固定観念からの発言が殆どだ。だから「私には100万円でいいから頂戴!」と冗談で手を出す人もあったぐらいだ。確かに金がなくては提案出来ないとは思うがお金が第一ではないでしょう!寄付したいという心があってこそ、です。提案の大前提は「心」、「これを役立たせて貰いたい」の信念だ。決して「金持ちだからする」のでも「お金があるから寄付をする」のでもなく、「身を削って貯めたお金で基金提供している奇特な奴」もいる筈だと推察して欲しいもの。我が家は期限切れ間際のパンやお菓子を値引きで買ったりし、質素に生活している。昔から「泥とお金は溜まれば溜まるほど汚い」と言われる。祖先からの慣習や、お金で苦労させられた体験があれば当然かもしれない。これらの態度に引き比べ、選ばれた6人の生徒達は基金贈呈についてきちんと理解していたのは嬉しかった。「基金を頂くのも嬉しいですが、留学させてくださろうというその「お心」がもっと嬉しいです!」と言ってくれたのだ。贈呈される高校生の希望に満ちた晴れやかな表情に接し本当に嬉しく思った。有難う。付記だが、寄付しても税の還元は放棄した。年金生活にはあまりプラスにならないので。(自悠人)