問題抱えて渡米に出かけた。入国の可能性50%の切符を「エイヤッ」と買い、シアトル空港から成田への逆戻り覚悟で。Green Cardを持っていると年に一度はアメリカへ戻らねばならないけれど、アメリカはイラン人の入国を拒否するだけではなく、日本人も過去にイランに行った者は入国拒否してきたのだが、我々夫婦は昨年8月にイランに行っていた。今年1月、2月にも過去のイラン訪問ゆえ入国出来ない日本人が多く、3月には少し状況が良くなってきてはいた。アメリカ大使館に聞いても「過去イランに行った人は入国出来る人と出来ない人がいます」と明確な答えはくれず、「アメリカの空港に行ってみないと判りません。入国審査官が決めるのです!」とも。一か八か切符を買って出かけるしかなかったわけです。抱えていた問題とはこのイラン訪問だけではなく夫の健康問題。大動脈瘤で2月に3つのステントグラフト挿入手術を受け、やっと普通に歩けるようになった状態で、体力不十分という不安も。シアトルはシンシナティ時代の教え子Mikeが居るので成田―シアトル―シンシナティという3角切符を買い連絡、入国できようができまいが迎えに来て外で待つと言ってくれていた。入国できない場合のため成田へ逆戻りの飛行機代も準備して。さて結果はいかに?入国審査が自動化され今まで審査官を前にやってきた入国手続きの全てを機械相手に自分で行い、出てきたチケットを係官に渡すだけでした!ニューヨーク空港では2015年に経験したが、シアトルもそうなっていたのです。だが、別の問題が!夫が日米のお金、クレジットカード、アメリカの運転免許証入りの財布を紛失、待ち受けていたMikeに会えたのは飛行機の乗客全員中我々が最後でした。夫の体力は旅の道中はOK、だが帰りの飛行機で通路にぶっ倒れたのです!(続く)(彩の渦輪)
写真1.Mikeと 2.Mikeのお姉さんのJeannineと近くの公園で 3.Jeannineの旦那さん、Glennの大ご馳走