あけぼの

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ナビ付きカー世界を走る!~ジョージア、グァテマラ~

2017-04-05 15:56:43 | 旅行記、多文化教育、国際

 日本の中古車は海外で人気があるが、最近はカー・ナビ(車の行先案内地図)まで付いたままだ。最新の中古車が途上国に輸出されていることを知った。途上国では日本の旧車主の広告をつけたままで街頭を走っている。車が移動手段として役立てば外観など気にしない。海外の運転手さんたちはカー・ナビの使い方も言葉も(日本語なので)知らないことが多いが、エンジンを入れればカー・ナビも写される。奇妙な体験を紹介しよう。海外で白タクを利用した折、静岡県の熱海のホテルに行く案内が出てきた。この車の元の持ち主が繰り返し熱海に行ったので記録されていたのだ。そこはコーカサス地方のジョージアだった。この車を利用するお客たちは日本を連想し、カー・ナビに目的地の道案内が出るので車の利便性を再認識するのではなかろうか。地球千鳥足でハイブリッド車、A-I技術搭載車や水素電池車にも出会う。タクシーの運転手さんは、「日本車は信頼性抜群だが値段が高い」と口を揃える。要望はあっても手が出せないのが本音、その関係で中古車が売れるのだろうか。多くの中南米諸国には前述の広告付き日本中古車が走っている。かつてグァテマラを旅していたら、今は無き「日本社会党」と書いた車が走り、妻が大きく手を振った。続く(自悠人)

  写真1.斬新な絵を描いたビルの前の日本車(ポルトガル) 2.個人タクシーのお兄さんも中古日本車でした(スリナム)