あけぼの

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VIPでもないのに写真が先に着いていた!~フィリピン共和国2~

2016-03-12 09:33:15 | 旅行記、多文化教育、国際

    到着したら「貴女の写真をもう見た!」と: 香港経由マニラ行き、マニラでセブ・パシフィックという国内線に乗り換えてジェンサンへ行く。小さい飛行機のタラップの下で3人組のフィリピン女性とおしゃべりした。筆者が日本人と知ったヤムが「ジェンサンへ何しに行くの?」。筆者「鰹節工場見学に」。フィリピンは英語国、筆者は鰹という英語を知っていた。ヤム「あるある、鰹節会社が。でも貴女物好きね!」。筆者「社長のご招待なの」。会話はそこで終わりだった。ヤムは仲間と筆者とを自撮りし、急ぎ機中の人となった。機内では席が離れ話す機会はなかった。夕方目的の会社に到着すると、社長室勤務の美しい女性、シャハラが「実は貴女の写真をもう見ました!フフフ」。ニコニコし得意そうな笑顔でお出迎え。「写真って?」とその日は疑問に思っただけだったが、翌日、写真を送信したのはマニラ空港のタラップの下で会ったヤムと知った。ヤムは彼女の姉だったのだ!だが筆者はヤムに訪問会社名を告げてはいない。ヤムも妹の存在は語らなかったが、鰹節会社という言葉から妹勤務の会社と推察し、密かに写真を送信したのだろう。地球上の人の縁: 翌日、社長とシャハラと我々夫婦とで魚市場や東部の美しいビーチ、Isla Jardin del Marへと遠出をすることに。車中でシャハラが、姉ヤムからの写真送信を語り、「これからヤムの勤める州の分庁舎、マラパタン・ホール前を通過するけど寄りたい?」と筆者に聞いた。「勿論!」と答えたら面会手配、急遽4人で立ち寄りオフィス全員の大歓迎を受けた。ジェフさんも自社員の姉の勤める州庁舎で人々の歓迎を受ける体験を喜んだ。別れを惜しみ更に海岸へ向かう道沿いに姉妹の実家があるという。立ち寄りココナツ・ジュースをご馳走になった。美味!残りのナタデココはアヒルさんたちがつついていた。シャハラはココナツの収入で大学を出たという。 国内便のタラップ下でのお喋りが筆者にもジェフさんにも思い出深い体験を齎し、地球上の人の縁を再認識させた。(彩の渦輪)

写真1.ヤムの勤める州の分庁舎で大歓迎 2.分庁長さんの部屋でヤムや課長さんと。ベニグノ・アキノ大統領やボクサーから国会議員になったマニー・パキオの写真も飾ってある 3.シャハラの実家でごちそうになったココナツの実をつつくアヒルちゃんたち 4.トライシクルに挑戦 5.魚市場入口

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