あけぼの

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「パナマは世界の架け橋、宇宙の心臓」

2012-05-08 14:19:35 | アート・文化

Panama_052 パナマ運河と閘門

人類史上最大の土木工事だったと言われるパナマ運河は、ご存じ、米国によって施工され1914年に開通、富が流入して米国は潤った。20世紀末に多くの施設と共にパナマに返還され、返還後今年で12年目だ。運河は富を齎しパナマの景気は上々、現在拡張工事に忙しく、泥を掻きあげていた。道路も至る所工事中だ。「パナマは世界の架け橋、宇宙の心臓です」とタクシーの運転手フレディー君は胸を張り、「2年後にもう一度来て下さい。地下鉄が完成し、道路工事もきれいに終わっていますから」と続けた。パナマのタクシーにはメーターがないが、フレディー君は「日本がパナマで色々助けてくれた」と言っていつも安くしてくれた。パナマ運河は、太平洋側と大西洋側の間にあるガトゥン湖の海抜が高いため他にも人造湖を造り、閘門(こうもん)を開閉して水位を上下させる。船が来ると閘門を開け、船を誘導して門を締め、プール状になったところで水を入れて水位を高め、船を持ちあげて通過させるのだ。この国では米ドルがそのまま使えるので旅行者には便利だ。Panama_072_2 Panama_065

エンベラ村の小学校訪問

チャグレス川をモーターボートで遡上し原住民のエンベラ村を訪問した。自給自足の村で、男性はビーズで出来た短い腰巻の上にふんどしを着装、男女でダンスを披露してくれ、提供された魚のフライと揚げバナナはとても美味だった。入村料は$25と高いが観光には不慣れな様子、観光業者にかなりぼられているのでは?と心配した。奇遇もあった。オハイオ州の中学生(1115)の修学旅行団と一緒になったが、引率の校長先生はシンシナティの住人で、「生徒に国際体験させるのが目的」と語っていた。この村の小学校も訪問した。少人数の2クラスに立派な先生が2人いて、スペイン語で行儀よく授業を受けていた。(彩の渦輪)