あけぼの

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20万円の価値

2009-08-12 09:19:12 | ブログ

 この一年間でまとまったお金の使い方として20万円を5回消費した。タイプが異なる使い方なので参考までに紹介してみよう。有意義だったか、無意味な消費だったか価値感の違いはあるだろう。これらの例を問題外と否定したり、「お金があるからできるんですよ」とすべてお金の有無に帰する方は別として、生活に変化がついたことは事実である。こういう使い方を10年間継続したら100万円X10=1000万円使った頃、お迎えも来るだろう。人生意気に感ずるかどうか実験するのも老後の生き方の一例だろう。

そのI:アメリカで突然の鼻血、4日間に渡り止まらず救急治療を含め3箇所の医者で

   治療した。保険がないので支払い20万円。(医療

そのII:ヴェトナム10日間、夫婦2人でバックパッカー旅行した。

    20万円(1人)X2=40万円 (

そのIII:46インチのTVをネットを通して購入。20万円。デジタル切り替え時

    のチャンスと衝動買い。活動人間なので一回しか見ていない。(買い物

そのIV:「皆が喜寿の会」という喜寿とOpen Houseを兼ねたパーティを自宅で実

    施。参加者は我々を含めて43名、諸費用20万円。(交際

 高齢者はまとめて余計なもの?に遣うことを好まずせいぜい子どもの病気見舞いや孫の入学祝い、孫の旅行小遣い、など、20万単位は家族との絆関係に支出するのが平均的な日本人ではないだろうか。老いた自分たちのためには使いたくない、等の「モッタイナイ思想」が生きているのではないか。筆者は医療費を除いて「楽しみ」に使ったのだから満足な出費だったと思っている。

 金融資産1500兆円お持ちの65歳以上の所帯の20%が100万円から600万円年間で使えば20兆円、政府は100兆円もの国債を発行しなくてすみ、景気への弾みがつく。高齢者は蓄えを「今の自分の老化防止」のために吐き出して欲しいものだ。

20万円X5などというみみっちい使い方はしたくない方は外洋観光船、「飛鳥」に乗船すれば2500万円、3ヶ月二人で豪華な旅が出来るそうですよ。(自悠人)