信号もないのにどうして車が列をなして動かないか不思議であった。カナディアン.グース(アヒル大)が7羽で車道を横断しているところに出会ったのだ。車は当然止まってくれるものと信じてキョロキョロしながらも悠々と歩いているではないか。先頭車が止まって彼らの横断を待ったのがもともとの原因。片側二車線、日本なら車の走行を阻止する係官がいるところだが、鳥も人も双方のんびり。アメリカならではの優雅な情景であった。
我が家ではこのところ毎日のように二組の鹿の親子連れが林の中の下草を食べにやって来る。今朝はのんびりとしゃがんでむしゃむしゃ食べている。子どもは母親の周辺を駆け回っている。彼らを窓越しに眺めている分には逃げ出すことはない。家で小動物を飼わなくとも鹿やリス、アライグマなどの眼前の振る舞いが人間と動物との共存意識を高めてくれる。(自悠人)