長篠落武者日記

長篠の落武者となった城オタクによるブログです。

日本一の杉に祈りを捧げてみた ~縁起がいいらしいまち新城 鳳来寺編5~

2013年09月07日 | 縁起のいいまち新城
鳳来寺本堂では愛のパワーを。
東照宮では人生の切所でのパワーを。
奥の院では不可能を可能に変えるパワーを。
それぞれ得ることができることを確認した我々。

鳳来寺山のパワーは十分に実感した。
しかし、他事例の報告があり、我々が追い求めている「宝くじ高額当選」への効果は、まだ享受できていない。

しかし、まだ、降りがある。

「登りよりも降りの方がきつい。」
重力を腿と膝で支え、勢いが付くため気が付かない間に疲労が溜まるのが降り。
気をつけないと怪我に繋がる。
しかも、前日は雨。
道はぬかるみ、岩は滑る。
実際、足を滑らせ悲鳴を上げたり、尻餅をつくメンバー続出。

しかし、幸いなことに怪我人はいない。
これも鳳来寺山の御加護なのだろう。
そうに違いない。

登りに比べ、降りの足取りは軽かった。
重力という助っ人がいるから。
足に確実に来てはいるものの、登りの半分近くのスピードで降りていく。
ありがたい。

そして、我々は、いよいよ、石段の途中に温存しておいた霊験あらたかそうなスポットで、その威力を試すこととなる。

それは『傘杉』


樹高60mで高さ日本一との呼び声も高い。

その高さを確認すべく、見上げて見るとこんな感じ。

※見上げたときに立ちくらみ要注意!

頚椎ヘルニア持ちには見上げるのが辛い高さです。

高さ日本一の杉ならば、きっと御利益があるはず。
しかし、聞くところによると、あまり無闇に触ってはいけない、と、いう話を聞く。

この杉自体が御神体と考えられており、神様をめったやたらに触るのはいかがなものか、ということだそうです。
実際、木は表皮で水を吸ってるらしく、触って表皮が傷んだり剥がれたりすると、木が弱ったり枯れてしまったりするそうです。
私などは木の真ん中部分で水を吸い上げていると思ってましたので驚きましたが。

と、いうわけで、触らずに祈りを捧げる。

日本一。
きっと御利益はあるはず!

この模様は動画で。



動画で微妙に雰囲気を感じられている方もいるかも知れませんが、本来ならばその荘厳さに打たれた感が出ても良さそうなものです。
しかし、なにぶん降り。
疲労感が勝っております。
傘杉をじっくり見るなら、登りをお勧めします。
案外と入口から近い位置にあるので、傘杉まで登って帰ってくる方も多いようです。

さて、帰るにはさらに降らねばならない。

その途中、立派な山門があります。

※仁王の力を頂くために、仁王のまねをとりあえずしてみる。

この山門にかかる扁額。

特徴的な字で「鳳来寺」と書かれています。

一説には、これは東大寺の大仏を造った聖武天皇の后、光明皇后が書いた字といわれています。
利修仙人は文武天皇の病気を治すため鳳凰に乗って奈良の都に行ったともいわれておりますので、どうやらこの鳳来寺は奈良とつながりが深かったのか、そういった逸話が残っております。

光明皇后と言えば、奈良の非田院だか施薬院だかで全身膿だらけの病者の膿を吸い取る看病をしたところ、たちまち病者が仏に変わったという逸話がある皇后。
この皇后の書いた(らしい)扁額があるのであれば、相当な威力があるのではないか。
そして、仁王とかもなんか力強そうだし、よさげじゃないか。

もはや羞恥心よりも御利益を願う心が勝り始めた我々は、抵抗感無く祈りを捧げることができるようになってきたのだった。

※若干促されてはいますが・・・。

苦行の果てに我々は宝くじによる検証はできなかった。

が、普段全く運動していない不惑手前のおっさんや震える足で0.1tの巨体を支えていても、無事に下山できたということは薬師如来の功徳か、光明皇后のお陰か。
それとも、行きも帰りも我々を上から見守る傘杉のお陰か。

運動不足でも安全に上り下りができる、そんなパワーが得られる場所なのかもしれない。

次回、いよいよ鳳来寺編最終回。

鳳来寺山は最後の最後まで目を離せません。
「鳳来寺山よ、永久(とわ)に。」
お楽しみに!

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