南飛騨からこんにちは

田舎で農業しながら、日々気になること、ふるさとのこと、おもしろかったこと、趣味のことなど気軽に書きます。

終戦記念日にあたり

2014-08-15 | 自分のこと

私は、S19年生まれで終戦について記憶はないため父親との関連で戦争と我が家族のかかわりについて紹介します。

昨年8月にもブログで父のことを書きましたので一部ダブリます。

父は、自らの戦争体験などについて語ったことはありませんでした。私は退職後、父のアルバムや履歴書などから父や家族のことを調べました。

父は、昭和12年に千葉県松戸にあった陸軍工兵学校電気中隊を卒業後、中国大陸で昭和14年まで工兵として服務していました。

同14年退役後、呉海軍工廠電気部発電工場で勤務をはじめました。昭和15年に四日市海軍燃料廠電気工場へ転勤し、終戦まで勤務しました。この間、昭和17年に結婚、同年に長女が生まれ、19年に私が誕生しました。

四日市燃料廠は、当然軍部の燃料拠点であるため工場の写真などはアルバムには残っていませんが、電気工場の人たちが懇親会の時、四日市諏訪神社で撮影した集合写真が残っていました。マル印が父と思われます。

今回ネットで調査した結果、塩浜地区にあった四日市燃料廠の工場配置図がアップされていました。

 

また他のブログで、この工場は、当時軍が秋水というロケット戦闘機を開発しており秋水の燃料製造と貯蓄を受け持っていたことが分かりました。

戦闘機は時速850kmを超えるスピードで、燃料は過酸化水素、メタノール、水化ヒドラジンの混合液で、これをロケットエンジンで化学反応させて高速用エネルギーを生んだとのことです。秋水は三号機の試作で終戦になったそうです。

こんな拠点軍需工場ですから当然空襲が始まり昭和20年には、母は姉の手を引き私を背負い現在の下呂市へ帰りました。

母が良く話しますが、途中名古屋駅では空襲があり防空壕へ避難し、鵜沼の乗り換えでは米軍機の機銃で狙われて畑へ逃げたといっています。

終戦になり父親は無事帰りましたが、たまたま工場勤務のおかげで戦死しなかったわけですし、母と姉と私も運よく助かったものです。

姉は、せっかく戦火を逃れたのですが20年10月赤痢が流行り亡くなってしまいました。

父は戦後電気関係の経験者として日本発送電㈱で働きはじめました。まもなく盲腸で国立下呂病院へ入院したとき結核に感染してしまいましたが、当時病院へ行くと沢山の傷痍軍人の方が入院しておられました。

何としても、戦争放棄の憲法を持った国ですから文言どおりに国政が進められるよう「集団的自衛権」の閣議決定や「秘密保護法」を無くし、武器輸出三原則もきちんと守り、日本の武器や技術で亡くなる人がないよう願います。

 8月18日追記

今回、父の工兵学校のアルバムを詳細に調べていたら、電気自動車(乗用車風)の前で撮った写真がありました。(眼鏡の人物が父)

戦前に電池自動車が普及していたのですね。?


AU-X111とTA-F555ESXⅡ

2014-08-14 | オーディオ

以前、山水 AU-X111(重量約35kg)とSONY TA-F555ESXⅡ(重量約27kg)プリメインアンプの比較をJBL4331+2405で試聴しました。このときは、山水は、はじく音やたたく音の表現が少し劣ると感じました。山水は音がなめらかでクラッシックなどに向いているように思いました。

今回は、サブで使用しているJBL LE8Tの小型スピーカでどうなるか試聴してみました。

CDは、アンバートン・テディーウイルソ・石川さゆりなど録音のはっきりしたもので聴いてみました。

  

音のスケール感やなめらかさやはり山水がうまく表現します。しかしヴォーカルを鳴らすと山水は声が少し平面気味で甘くなります。SONYは声に力があり前へ出て位置もはっきりします。音のクッキリさもSONYが良いようですが、やや音がきつく感じるところもあります。

やはりLE8Tでジャズの小編成やヴォーカルを聴く場合はSONYになるかな?本当は、山水の音のスケール感・なめらかさは優れているから、両者の良いところを合わせ持ったプリメインアンプが欲しいところです。


仏壇用フォト・スタンド

2014-08-12 | 自分のこと

自分の父親は早く亡くなっているし、まして祖父母などについて自分の子供や孫には顔や出生の詳細などは全く伝わっていません。せめてと思い仏壇の横にフォトスタンドを置いて、親の名前、誕生日、逝去した日なども記入してあります。特に父親は、実の親の兄弟の養子になった人なのでそのことも分かるように仏壇には位牌のない実祖父母の写真も入れました。これも亡くなった家族への感謝や供養と思っています。

そもそもは、自分が祖父母の親のことなどまったく知らなかったことがきっかけですが・・・・。


お盆がきます

2014-08-11 | ふるさと・行事

昨年も同じことをアップしましたが、今年も本日早朝、東泉寺の和尚さんがお盆の、お経をあげに来ました。檀家は400軒以上あり、若和尚と二人でまわっても大変そうですね。

私の父親は、お盆や正月の行事は一切やらなかった人でしたが、私はおじいさんの準備を見ていて宗教心が無いのに身についてしまいました。お盆は、廊下に盆提灯を吊って、茄子とキウリで招霊牛や馬をつくり提灯の上に招霊棚を乗せて飾ります。この地域で招霊棚を準備する家は極少数になったようです。

ろうそくは危険なのでありあわせのLEDです。ちょっと色が青白くマッチしませんね。仏壇も一年に一回、お盆に埃を払う程度です。ちなみに、おじいさんは毎晩風呂から出ると般若心教と十句観音経をあげていましたが、私は、いまだ一つも唱えられません。臨済宗のお経CDを入手しただけで終わっています。


聴力劣化

2014-08-06 | 自分のこと

一昨年、人間ドックで左の聴力がおかしいと指摘され、後日耳鼻科で精密検査をした結果、左は、高周波が聞き取りにくいことが確認できました。残念ながら治療法は無いようです。


日常、音楽やTVの音声は、それほど聞き取りにくいとは思わないのですが、やはり会話のとき左側から小さい声で話されると聞き取りにくなっています。長年オーディオを趣味にしているものとして高域の微妙な音の差が聞き取れないのは、ちょっとショックですね。

ツイータに耳を持っていき左右の聴感を比べるとかなり差がありますが、音楽鑑賞で音が右へ寄るようなことはありませんから幸いです。

ネットのブルースの「ガラクタ」実験室というサイトに聴力検査のコーナーがあり各周波数の信号音が出せるようになっていて、大まかな耳の特性が確認できました。その結果、右はなんとか8,000ヘルツまでは聞こえましたが左は、4,000ヘルツが限界でした。

思い起こせば、左は以前、農業用の鍬先が曲がったのでハンマーで叩いて修正した時、金属音の強い高周波音で一時的に左耳が痛くなりツーンとして聞こえなくなりました。間もなくキーンという感じは無くなりどうにか復活しました。その時が原因と思われます。耳も大切にしないといけないですね。