南飛騨からこんにちは

田舎で農業しながら、日々気になること、ふるさとのこと、おもしろかったこと、趣味のことなど気軽に書きます。

苗木城跡

2013-06-26 | 写真

戦国時代から江戸時代まで続いた一万石の領地を支配した遠山家苗木藩の山城跡です。残念ながら明治時代に城は取り壊されたとのことです。

この地域は苗木藩の国学者の影響で、明治3~4年の廃仏毀釈を徹底して進めたことで有名です。当時仏像などを破壊から守るため、心ある人が近隣の村へ移動し保護しました。私の田舎の観音堂にも、保護された地蔵尊が祀られています。写真の真中が地蔵菩薩です。

 

最初に苗木城を撮影したのは、1990年代のことです。伯父からこの城のことを聞いて早速おとずれました。この頃は、まだそれほど保修の手も加えられた雰囲気でなく城跡の雰囲気がよく出ていました。

本丸・二の丸・三の丸などの石垣や大矢倉跡・風吹門跡・綿倉門などの門跡、堀が残っています。天守台や大矢倉の石垣、馬洗岩など巨大な自然石が複数箇所で利用されています。千石井戸と呼ばれる井戸が残っていました。

大手口道は長さ500m、高低差150mあり「四十八曲り道」といわれているそうです。

近くに史料館があり遠山家ゆかりの史料など展示されています。

島津藩からお輿入れの時の姫籠が展示されています。NHKが篤姫の制作時参考に籠の取材をしたとのことです。

以下3枚が1990年代の写真です。いずれもネガフイルムの映像です。

千石井戸

大手門跡

頂上展望

2003年の撮影

2009年の撮影、石垣が積みなおされきれいになっていました。

もっと色々な季節の写真が撮れたらと思っています。



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