石匠風間ブログ!

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ドカベン!

2013-08-22 | 雑記
最近夏の甲子園を見てると野球名作マンガ『ドカベン』を思い出す。
ドカベン!と思い起こすだけで笑えてくるw
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プロ野球に舞台を変えて未だに連載中なのだけど、やはりあの高校野球の頃がよかった。最近は同著者の他漫画(球道くん、男どアホウ甲子園 他)をごちゃ混ぜにしてカオス状態らしいけど、あまり興味ないので。

初めて読んだのは小学生の頃、少年チャンピオンの表紙絵は今でも記憶にある(クリーンハイスクール戦で殿馬が秘打G戦場のアリアの構えだった!)
当時は驚きだった。なぜなら
◆野球漫画なのに主役がピッチャーじゃない
◆主役が鈍足のデブでおもいっきり地味な顔

ドカベンこと山田太郎は間違いなくそれまでの常識を覆す異形キャラだった。それなのに強く魅了されたのは主役を食わんばかりのサブキャラ=岩鬼や里中・殿馬・不知火・雲竜などの活躍という多面的展開!

あるいは『巨人の星』のように特定個人同士の1打席限定的な勝負ではなく1試合を通して野球というゲームを見せる手法も新鮮だった。
まあ『巨人の星』にはまた違った魅力はあるけれど。

というかね、細部にこだわっているようで今考えると出鱈目なところも多くて(特に殿馬や岩鬼)、それが逆に今更でも話題にできるほどの魅力になってたりしてw

とはいっても『アストロ球団』ほどの出鱈目ではなく適度に抑制の効いたファンタジー野球というか。かと思うと野球ルールの盲点をテーマにしたり、オカルトだったり、なんでもアリだったな。

だいたい3巻くらいまでは野球ではなく単なる学園モノだったような、そこから柔道モノになり10巻くらいからようやく野球じゃなかったかな。著者の計画性のなさがうかがわれるw

いつのまにやらヤマダたちより年上になった時は寂しかったなあ。

夢中にさせられた30年以上を経た今、妙に気になるwでも読み返してもきっとつまらないのだろうな、そんな気がして大人買いを自制してます。