あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の食について雑談~味噌汁~

2009年02月23日 09時27分51秒 | Weblog

 22日ブログの正解は「山芋」です。
沖縄の山芋はほんとうにでかい。写真の山芋は250kg少々あった。勿論、写真は一株であり、一株の重さである。
 会場はうるま市役所広場で、入口には写真のような幟が立ててあった。大きなテントに品評会さながらに大小の山芋が並べられている。写真は会場で見た中では最大のものであった。小さいものでも40kgは超えていた。兎に角、度肝を抜かれた。最初は、熊の足かと驚いた。
 他にもたくさんのテントが並べられていて、うるま市産物が展示されていた。
 帰りには、山芋を少々買って帰ったが、卸してみると風味も味も本物。本土で山に入り掘り出した自生の山芋の様に、粘りっけが強く、箸で持ち上げたくらいでは切れない。那覇市の公設市場でも売っているから食して見て欲しい。


 着任後、1週間くらい経ったころのこと。
昼飯には少し早かったが、喫茶店に入った。客は誰もいなかった。
「焼き飯ください。それとーー」
味噌汁でも頼もうかとメニューを見ながら、
「焼き飯にはスープか味噌汁ついてないの」
と訊くと、何もついてないという。
 メニューを見て驚いた。焼き飯が500円。これは常識的。驚いたのは「味噌汁」である。「みそ汁」400円とある。ははあ、沖縄の人はあまり味噌汁は食べないから高いんだと一人合点した。
「味噌汁も下さい」
店のおばさん、びっくりしたような顔をして、
「はい」
しつっこく、
「焼き飯と味噌汁ですよねえ」
「はい」
何度も訊くことないじゃないか、変なおばさんだなあ。そうか、やっぱり、沖縄の人は味噌汁はあまり食べないんだ。

 ややしばらくして、大きなどんぶりに具のいっぱい入った「みそ汁」と丼飯、それに山盛りの焼き飯が出てきた。
「あのー味噌汁だけでよかったのですが」
「それが味噌汁よ。おかしいと思ったけど、確認したら、そうだ、というものだから」
「みそ汁」で、充分、昼飯は足りる。結局、2食分頼んだことになった。

 沖縄の食事の量は兎に角多い。何でも多い。一人では食べれない。
沖縄の食堂や居酒屋で一人が一品づつ注文して、
「注文した料理はおれのもの」
なんて食べ方したら標準食事量のヤマトンチューならきっと食べ残す。
それぞれが好きな料理を注文してそれをみんなでつつく。
これが沖縄料理の上手な食べ方である。