あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

最高の観光シーズン到来。北国は寒がり屋、南国は暑がりや!

2007年10月26日 10時50分54秒 | Weblog
写真は返還が予定されている那覇軍港です。対岸は保安庁や民間の船舶が接岸している埠頭です。歩いてみてわかる風景です。





 ここ1週間で沖縄もすっかり秋らしくなりました。

昼間温度は30℃を切りました。夜間は25℃を下回るようになりました。

例年なら、清々しい秋の気候は9月下旬から始まるのですが、ずいぶん

遅れていますが、ニュースで見る限り、冬は一足飛びにそこまで来て

いるようです。これから、年末年始まで沖縄晴天が続きます。

 沖縄は昼と夜の温度の差が本土ほどありません。温度差がないところ

から本土の人たちが奇妙な錯覚を起こします。昼は15℃~18℃真冬の

沖縄の寒さです。10℃を下回ることはほとんどありません。

 ところが、本土の人たちは沖縄の冬は寒いと云います。特に北國の人

ほど寒いと感じるようです。

最近でこそ、ホテルも暖房を入れるようになりましたが、

「沖縄仕様」とかで市販の空調機には暖房機能は付いていません。

観光客が大勢訪れるようになり、10年位前からホテルが暖房するように

なりました。それまではホテルは暖房はなく、毛布一枚でした。

夜になると部屋を真夏のようにする北国の人にとっては寒くて眠れない

とクレームが相次ぎ、ホテルは暖房することになったのです。

 ところが、沖縄県民は暖房の習慣がありません。食事、遊戯場、公共施設

等でも暖房などしません。

沖縄は昼夜の気温差が少ないのでその知恵があるのかなと思っていましたら、

つい3,4年前不可思議な事に出くわしました。

心地よい日和に浮かれて外出する事にしました。帰りでも一杯やるつもりで

タクシーに乗り込みました。ところが社内がえらく寒い。

体調が悪いのか思っていると、運転手はカッターシャツの腕を捲り上げて

ハンドルを握っている。

「運転手さん、寒くない?」

と問いかけると、

「いやあ、暑いですよ。20℃位になっているのではないですか」

ときた。えっ?返す言葉が見つからず

「それにしても何で寒いのかな?」

と合点がいかず独り言を言うと、

「寒いですか。じゃあ、冷房を切りましょうね」



 このブログを読まれたあなたはどう思いますか。喫茶店でも飲食店でも

酒場でも、勿論、ホテルでも直ぐに冷房を入れます。

冬の沖縄観光には、寒さ調整用の下着とカーディガンの一枚くらいは絶対

必要ですね。冷房対策です。

肌寒いなと感じたら

「冷房入れてない?」と確認しましょう。

そういえば、数十年前の7月、北海道に旅したとき「寒い」といって、

ストーブを焚いていたことを思い出しました。

北国への旅行は、夏旅でもカーディガンの一枚も用意していた方が

いいですね。


 
 ありのままを受け入れる、これが旅です。

レンタカーやタクシー観光もいいでしょうが、本当の旅は歩く事にあります。

 最近、バスを利用するようになり、よく歩くようになりました。

まだ、半年にもなりませんが20年以上も住んでいた沖縄が新鮮に映ります。

 旅をされるなら、是非、歩いてみましょう。

那覇市内にお泊りになられたらホテルの周辺を1,2時間でも歩いてみましょう。

掲載の写真は歩いたときに撮影したものです。バスやレンタカーでは捉えら

れない風情です。後ろには奥武山公園(おうのやまこうえん)という運動

公園があります。早朝や夕べの散策をおすすめのポイントです。