のらのら

『No Running No Life』を合言葉に集まったいつも走っている人やたまにしか走らない人たちの集団。

走ることを考える(セル修)

2013年12月25日 | セル修のこんなん買ってみた
最近、記録更新続きで調子に乗っているセル修です

結果が出ると、また走るのがさらに楽しくなり、走ることを考える時間も増えるし、もちろん練習も増える。

でも、限りある時間の中を有効に使った練習がしたい
これまではダメと分かっていてもどうしても月間走行距離優先の練習をしていた。実際に走行距離が増えると記録も良かった。
ただ、これでは少ない時間の中では効率的ではなく、練習できないと当然結果が悪くなる

夏ぐらいからは少し考えて練習するようになった

夏は暑いのでスピード練習はせず、短距離で暑さ順応できてからのLSDをしていました
秋になると走りやすい時期になるので5kmのタイムトライアルとかのスピード練習も入れていきました

狙いは1)脚の強化 2)スピード強化 でした

まぁ一般的に言われていることを実践してみたら、しっかりと結果が出た

特に11月の淀川ハーフは会心の走りができ、自分のしている練習にも少し自信がつきました

奈良マラソンでも3時間40分切りができたので、3月の寛平マラソンはサブ3.5が目標


そのためにもう一段階上の練習に切り替えたく、最大酸素摂取量、無酸素性代謝閾値、ランニングエコノミーなどを勉強し、トレーニングに活かそうっと思ったけど、なんか難しいのでもうちょっと単純明快な理論を学びたいと思い、選んだのがこの本




『30キロ過ぎで一番速く走るマラソン ~サブ4・サブ3を達成する練習法』小出義男


誰もがレース中にブチ当たる30kmの壁
その克服なしにサブ3.5はない

それにもともと小出監督の人柄が好きで、前から読んでみたいと思っていた一人である。


少し内容の紹介します

・ネガティブで走るのが良い
 これにはいろんな意見があるし、実際にどちらがいいかは分からない。42kmを始めから最後まで一定のペースで走るのは無理。小出監督が言うのはタイムの貯金作るよりも体力の貯金を作るべきだと。そのため、30kmを越えてからのペースを一番速くするのが良いと。
 例えばサブ3.5目指すのなら平均4:55でいけば3:27:28でゴール。これを15kmまでは5:05、30kmまでを4:55、ラスト12.1.95kmを4:45まで上げる走りを目指せと言うています。そのためには4:55のペースで42.195km走るれるように練習するのではなく、そのペース以上の4:45の速さで15kmを走れるようになればいいのです!それを前提に本の内容は進んでいきます。

・タイムトライアルでスピードを身につける

・インターバル走で心肺を鍛える!!
 5km全力走よりも1km×5本の方が速いスピードでも走れるし、心肺にも大きな負荷をかけられる。追い込めばどんどん強くなれるらしい。

・坂道インターバル
 上り坂100mを全力でダッシュし、下りはジョグ。これを10本。走行距離は1kmだけど、脚も心配も鍛えられる。

・タイムトライアルとインターバル走を組み合す
 5km全力走して、休憩で呼吸を整えたらすぐまた5km全力走。これを3セット。無理なら5km+3km+2kmでも良い。


レースのペース配分やトレーニング方法にもいろんな考えがあるが、小出監督の話しはどこか庶民的で今の自分のレベルに合った目線で語られているような気になる。
昔、当時全くの無名であった市立船橋高校の監督になり、2年半で高校チャンピオンになった話し。しかも高校新記録での優勝だったこと。
高橋尚子を金メダリストまでに育て上げたこと、めちゃめちゃ遅かった有森さんを鍛えた話しなどエピソードになぜか温かみを感じる小出家督でした。

あっという間に2日もあれば読み終わる本でしたが、内容は満足でした


この練習も取り入れながら、サブ3.5目指します


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2 コメント

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<セル修 (がんちゃん)
2013-12-27 16:30:12
今まではまさにこのペースでレースを組み立てていました。
しかし、この理論の欠点はレースの前にゴールタイムが決定してしまうことです。もし調子が良くても30km以降なので5分縮めるのがやっとでしょう。

ということでがんちゃんの考えですが、
まず、レースシーズンに入った直後のレースはネガティブで走らず、どちらかというと30kmなんとか走れるペースで行ってみます。失敗レースの可能性大ですが、もしかするとジャンプアップしていることを確認できるかもしれません。
そしてこのレースをもとにして次からはネガティブで刻むというのはどうでしょう。
毎回チャレンジするのも良いですが、それではマラソン自体が面白くなくなるので…
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Unknown (セル修)
2013-12-28 20:45:11
ほんとそうですよね
前半から突っ込むことで自分の限界の力を試せると思います。それに練習ではできない追い込み方での30km走にもなりそうですし。
理想としては勝負レースの前に2本ぐらいチャレンジしてもよさそうですね~がんちゃんの言う通りその結果をもとに勝負レースのプランを考えたらいいと思います。

あと、奈良のようなコースでは前半温存しても後半上げるのが難しそうなので、やはり前半から勝負してよかったと思います。追い込む経験も出きましたし、それなりに結果も出たので。
これで高低差のない寛平マラソンはしっかりと計画を立ててネガティブプランでも記録更新できるかもしれません。ただ、奈良と寛平では3か月も空いてしまうことです。練習期間があると前向きに考えてみます。

来シーズンは福知山、奈良を走ってから防府マラソン(12月)とかであれば良い記録が狙えるかもしれません。
そして、泉州国際からの篠山で行けば、1シーズンに2回勝負レースが入れられそうですね~

そんなこと考えるだけでわくわくします
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