低酸素トレーニングに行ってきた！（がんちゃん）

先週から低酸素トレーニングに行っています。
去年、グランフロントの好日山荘が常圧低酸素室というものを作り、チラシを配っていたので、興味を持っていたのです

低酸素トレーニングとはいわゆる高地トレーニングを行うものです。純粋に高地だと気圧も下がりますが、常圧だと安全性も高いわけです。
低酸素状態でトレーニングすることで、血液の酸素運搬能力を高め、常圧の平地でのパフォーマンスアップを狙います。
イメージ的にはトップアスリートを思い浮かべますが、もともとは海外の高い山を登る前に低酸素に慣れるために使われているようです。
好日山荘ではランナーをはじめ登山者、その他のスポーツのトップアスリートも利用されているようです。
ちなみに先日はUTMFチャンピオンの原さんを見ました。


さて今回のがんちゃんの狙いですが、ハーフ1時間24分1秒、フル3時間0分47秒まで来ていますが、もうひとつサブ3に向けたパワーアップをしたいと考えました。
だいたい3－5回で低酸素トレーニングの効果が出てくるようなので、まずはグランフロント好日山荘で5回チケットを購入しました。



場所は意外にもグランフロントを出て少し歩いたところにある普通のビルの4階

そして普通の美容室とオフィスの横にありました




中はこんな感じでロッカールームがあり、低酸素室と高酸素室があります。
色々な注意書きと同意書にサインをし、パルスオキシメーター（脈拍と血中酸素濃度を計測）を手首に装着します。



ちなみに理科で習ったと思いますが大気の酸素濃度は21%でしたよね。
だいたい普通の人（ここに来ようと思う人）で血中酸素濃度(SpO2)は97-99%程度になると思います。


これが低酸素室では酸素濃度が13%前後になります。これは高度にすると3800m程度で富士山より少し高いぐらいです。
でもたった8%下がるだけと侮ってはいけません

1分程度入っているとみるみる数値は下がりSpO2は80%にまで落ちてしまいました。（上が脈拍数で下が血中酸素濃度です）

でも今までの印象としてこの数値は安定しません。初回でも少し深呼吸をすると84%ぐらいまでは回復します。そして低酸素室に入って30分はこうやって慣らしていくわけです。
ちなみにこの時点ですでに少ししんどかったです。個人差と慣れがあるようです




30分経つとトレッドミルに移動し運動を開始します。
といってもスポーツクラブを思い浮かべてはいけません
歩きます
そして初日は1.3km/hで歩く（めっちゃゆっくり）だけで少ししんどくなりました。SpO2は79%程度でしたが翌日が大阪ハーフマラソンなので控えめにしました。
しんどさの感じ方は個人差があるようですが、がんちゃんの場合は視覚がおかしくなり、白色がやや青く光って見えます。そういえば富士登山競争でもラストはこんな感じでした。


30分のトレーニングを終えると数分そのまま休憩して少し回復↑
高酸素室に移動します。





すると今度はみるみる数値があがりあっという間に100%になりました。

ちなみに高酸素室の酸素濃度は35%前後のようです。
ここで10分程度休憩しトレーニング終了です。



この流れで数日おきにトレーニングをするのがお勧めのようです。
トレーニング効果はある程度（1-2週）は続くようなので「ここ一番」だけ使用する方もおられれば、継続する方もおられるようです。


さて昨日で3回トレーニングを終えました。
印象としては低酸素室に入った際のしんどさが軽減しています。
他覚的にもSpO2は一時的には80%に落ちるものの深呼吸すると90%にまで上がりました↓

でも昨日は6km/h程度のジョグをしましたが、58%程度まで低下し結構きついと感じたのであと2回に期待します。
ちなみに筋肉への酸素供給量が減るためか、トレーニング後の筋肉の疲労感はまぁまぁあります。
たった3km走っただけでも平地で15kmぐらい走った感じでしょうか。


研究でも無いので酸素トレーニングの効果判定は難しいですが、がんちゃんとしてはサブ3が出来れば良いわけです。
また5回終了後に報告します。