銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

私の2020終わります②

2020年12月29日 | のほほん同志Aの日常

2週間前、愛用している自宅ノートパソコンのディスプレイの下半分が、
とつぜんピンク色に染まりました。

おー、マイゴーッ。
きのうガタンと机から落としたのがいけなかったのかしら、
頼むよ、まだもうひと頑張りしてくれよ、
もうあと、ひと息なのに…と思いつつ、その日のうちに電気店に行き、
「文字が打てればなんでもいいです。本当は、ほしいのはワープロなんです」と言って、
「もう、ワープロはこの世にありませんよ」と、
店のオジサンに薄笑いされながら購入した真新しいノートパソコン。

でも、まだ押し入れの中です。
なんとなく、8年近くつきあった、悲喜こもごも、この古いPCで、
最後まで文字を打ちたいのです。

ということで、画面の下半分はピンク色。
醜い…、いえ、見にくいです。
だから、簡単に。

今朝の朝日の朝刊記事はよかったです。
文化面に載った、「回顧2020 匂いを感じる、この身体のもろさ」。

人間の身体がいかに弱いものであるかを突きつけられた今年。
そのなかでヒットしたもの、たとえば韓国映画「パラサイト 半地下の家族」や「鬼滅の刃」などで
モチーフとして浮かび上がった「匂い」、「嗅覚」。

そして筆者はこう続けます。

 ものを考え、声を発し、行動し、匂いや音を感じる人間の身体。
 今年は、その弱さ、もろさを改めて感じることになった。
 一方で、感染症があっという間に世界を覆ったという事実は、
 地球上の誰もがみな等しく、この弱い身体を持っていることに気づかせた。

 逆にいえば、身体の弱さ、いとおしさを知った人間は、
 他者の身体をこれまで以上に思い、想像することができるようになりえたのではないだろうか。 (中略)

 来年以降、私たちは相手側に回って考えられるような社会を築けるのだろうか。
 匂いを感じる、このもろい身体を持つ者の集まりとして。


昨日、仕事納めの日。
お昼前に、チャイムが鳴りました。
もう十年来のおつきあいになる印刷会社さんが、
パンフレットを刷り終えて、納品してくれたのです。

仕事納めの昨日は、こちらも一分一秒が勝負。
「あーどうも。その辺に置いといてくださーい」と言いつつ、
大量の印刷物を車からおろしてくれている間も、同封物の準備に余念がありません。

…とそこへ、もう一度、チャイムが鳴りました。
「お弁当でーす! 五つ、お持ちしましたー」

「あ、はーい!」と、いそいそと飛びだしました。
あれっ?と、印刷会社さんが対応の違いに、ちょっと苦笑。

弁当配達の人の気持ちがちょびっと分かるようになったのは、
旅行ができなかったこの春、ときには車酔いしながら、弁当を配ってまわったおかげ…?

身体の弱さと、そこから生まれる想像力と。

人間だけではなく、落としただけでピンク色に不調を訴える我がPCまで、
なんだか愛おしく思えてくる2020年の年の瀬です。


。。。。。。。年末年始の営業について。。。。。。。

12月29日(火)〜1月3日(日)までお休みをいただきます。

新年1月4日(月)9:00より通常営業となります。

お急ぎのご用件は、メールにてお願いします。

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バス旅行、オーダメイド旅行のご相談は…  
銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-t.com 
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