銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

せちがらいねぇ

2016年11月15日 | 見かけだおしNのつぶやき

寒い、寒いと、タクシーに乗っちゃいました。

 

気のいい運転手さんで、つい無駄話。

「これだけ寒いとお客様も増えるでしょう」

 

「いえいえ、そうでもないですよ

この辺りは高齢者が多いので、夜は関係ないです。

それより朝ですね。

みなさん、病院通いで忙しいようですから」

 

なるほど、合点するところも。

 

「でも、実は、朝も需要は減りましたよ」

え?

「最近、介護タクシーのニーズが高くなって」

はぁ、なるほど。

 

「だから一般タクシーの僕らが手を差し伸べてもダメなんですよ」

へ?

 

聞くと、

専門でないのに手を出すのはダメらしいのです。

介護は、その専門でないと、指摘を受けると、、、

え、え、誰から? どこから?

 

「僕、以前写メに撮られて往生したんです」とその運転手。

ちょっと手をかしたら、それを写真に撮られ

後にひつこく咎められたいと。

へえぇ、、ええ、、

 

世知辛いねぇ。

悲しいじゃないの。本当に悲しい。

 

それで思い出した。

 

銀のステッキがラヒホを始めた時のこと。

何かを始めるには、 まあ構えます。

資格とか専門知識とか、何かあった時の備え、

そんなことをあれやこれや思うものです。

多分、自衛が先だったのでしょう。

いわゆる自分のことから考えたわけです。

 

確かに、資格は大事です、でも

戸惑う私に、ある人が言いました。

 

は?

そんなことより、、、

 

「車イスは誰でも押せるのよ」

 

これ、忘れられない。

福祉の根元だと思うのです。

 

誰でも関われる。

 

専門知識なんていらない。

専門って言葉に逃げているだけでしょう。

その言葉に負わせているのでしょう。

やりたいけど、知識がないからと、、、

 

これって違うよなぁ。

 

だから、私のプチ決め事。

 

ラヒホに添乗するときは、できるだけオシャレします。

ブーツも履いちゃう。

車イスを押しやすい服装なんて絶対しない。

夏にはサングラスもつけます。

季節感のある服装にこだわります。

お気に入りのアクセサリーもジャラジャラ。

 

日常から外に飛び出した方には、

なんだろう、非日常を楽しんでもらいたい、かな。

 

なので、銀のステッキの提案するラヒホ企画は、

専門的でないです。

 

でも、旅に出たいという気持ちがある限り、

少し形を変えて、少し消去法で、

「旅を楽しんでいただける場」であればいいな、と思っています。

 

先日、奥様の体調がすぐれず、

幾つかのツアーを同時にキャンセルされたお客様。

なぜか、ラヒホ企画だけ残されました。

「体調をみて、また申し込んでいただいてもいいですよ」

そう、お伝えすると、

「全部キャンセルすると、本人も楽しみなくなって

余計に気落ちするから、これだけは残しておいてよ」

 

旅の効力は、様々です。

 

これからも、ラヒホは、

ただ、少し、

誰もが手を差し伸べるだけで成立する、

そんな単純な旅でありたいと思います。

 

ジャージでは、私、添乗しません!

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紅葉の日帰り旅行のお誘いー

是非、ご一緒ください。

詳細、こちらをご覧ください。

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銀のステッキ旅行
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■公式ホームページ:http://www.gin-st.com 
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