銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

不思議な町

2015年12月13日 | Hの生きる喜び、それは
80億電子ボルトのビームを打ち出す全長1.5キロの巨大研究施設
「SPring-8」に行ってきました

今風に訳せば、「世界一の超明るい光を発生させる
電子ビームの輪:80億電子ボルトの電子」となるそうです
超明るい光(放射光)とは、
光速近くまで加速された非常に高いエネルギーを持つ電子の軌道を
電磁石によって曲げた際に、軌道の接線方向に発生する強い光をいう

・・・と、ここで限界、ギブアップ
果たして何を言ってるのか??
ちんぷんかんぷんとはまさにこのこと

とにかく、「スゴイ」研究を進めている、らしいです

理屈を聞いても分からないので、ごく身近なところで
SPring8が活用された例としては
まず、「はやぶさ」が持ち帰った物質を調査、そして
忌まわしい記憶ですが、「和歌山の毒物カレー事件」の
試料分析にも使われたそう

へぇー・・・ 
としか言えない・・・
研究者の皆さま、難しい研究をありがとうございます


それよりも私が驚いたのは、
兵庫県の山中(たつの・赤穂・佐用にまたがる公園都市)に、
世界一の研究施設が集まり、そこに人が集い
巨大なテクノポリスシティを形成していたということ

何だか不思議な風景なのです
人の気配は全くないのに、山を切り開いたような広大な敷地に
大きな研究施設やその研究施設を利用する会社、
やたらとデザインばかりが目立つ無機質な建物が建ち並んでいます

安藤忠雄氏設計の小学校や、
磯崎新氏設計のマンション、
ホテルのような病院や郵便局や交番が集結しているのに
人々の日常が見えないのです

どこか別の世界へ迷い込んだようでした

単に、私の頭がこんがらがって、
異世界へ飛んでいっただけなのかもしれません

でも、公園都市内をバスでぐるっとまわって分かりました
研究施設の裏側には、大きな住宅街が広がり
一軒家もたくさんあります
レストランも、クリーニング屋さんも、パン屋さんも
コープも、居酒屋も、バス停も、ポストも!

世界最先端の研究も、無機質な世界から生まれるのではなく、
日常生活の延長線上にあることが分かり、
なぜかホッとしました

「時間とともに成長する森の中の都市」
播磨科学公園都市のめざす未来の姿です

************************************
バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com


**********************************

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする