大飯原発の断層調査

2013年01月23日 | 防災と琵琶湖


 


 

関西電力大飯原発(福井県)の敷地内で活断層か否かが
議論となっている断層について、専門家調査団の団長役
で原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理は23日「地滑
りの可能性が強まった」との認識を示した。同日の規制
委定例会で、田中俊一委員長の質問に答えたという。同
断層をめぐっては、活断層か地滑りかで専門家の間でも
意見が二分。今月16日に行われた3回目の評価会合で
も結論が出なかった。ただ、島崎委員長代理は「まだ議
論はまとまっておらず、(原子炉の)南側を掘って評価
したい」とも述べた。国の指針では活断層の真上に原子
炉の重要施設を置くことを認めておらず、断層が活断層
だった場合、大飯原発を停止しなければならない可能性
が出てくる。

 

全国一多い原子力14基が立地する「原発銀座」の福井県
は、脱原発を掲げた民主党政権下で逆風にさらされ続け
てきた。原発の再稼働は見通しが立たず、長期停止で地
域経済は低迷。そこに追い打ちをかけるように原発敷地
内の活断層問題が浮上し敦賀原発(同県敦賀市)直下の
破砕帯について「活断層の可能性」を指摘した原子力規
制委員会に対し、県や立地自治体の議会、首長らは猛反
発、意見書可決など“抗議”の行動を強めている。安全
が確認された原発の再稼働を唱える自民党への政権交代
は歓迎しつつも、原発政策が今後どう推移していくのか、
慎重に見守る姿勢は変わっていないとも報道されている。

 

【エピソード】

全国名水百選(環境省指定)にも選ばれている彦根市西
今町の「十王村の水」を使った酒造りを、豊郷町の酒造
会社が進めている。水質への懸念から中断されていたが、
清掃活動などで名水の再生に取り組んできた地域住民か
らの働きかけで9年ぶりに復活するという。昨年の新宴
会は近接する地主でもある割烹『魚忠』は増改築工事が
年末から始まっている。また、十王村の水からつくられ
る『福満』は来年発売されるという。なんとなく地域の
勢いが加勢しそうな年を感じさせます。

 

新年会の出欠の返事がボチボチ届いています。まだの方
は今週末までにご返事をお願いします。

【脚注及びリンク】
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1.大飯原発の断層「地滑りの可能性強まる、島崎規制
  委員長代理、産経新聞、2013.1.23
2.敦賀原発:原電、改めて活断層否定 破砕帯調査を
  公開、毎日新聞、2013.1.23
3.大飯原発7月に停止要請の可能性 原子力規制委員
   長示唆、産経新聞、2013.1.23
4.ずれ上に重要施設、可能に?原発設計基準で修正案
  ―規制委、時事通信、2013.1.22
5.原子力規制委へ「もの申す」 活断層調査をめぐり
 福井が怒り、産経新聞、2013.1.5

.「十王村の水」の酒復活 豊郷の蔵元9年ぶり仕込
 み、京都新聞、2013.1.03

7.柏崎刈羽でも「活断層」疑い=1、2号機原子炉建屋
 直下で―年代の判断基準拡大受け(時事通信)13.1.24

8.東通原発:敷地内活断層認定 東北電、再調査へ 
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