敦賀原発の活断層断定

2013年05月15日 | 防災と琵琶湖

 

 

【敦賀原発廃炉へ】

原子力規制委員会は15日、有識者らの評価会合を
開き、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)の
原子炉建屋直下の断層は「耐震設計上考慮する活断
層である」と断定する報告書をまとめる。国は活断
層の真上には原子炉建屋などを造ることを認めてい
ない。このため、規制委の田中俊一委員長は敦賀2
号機の再稼働のための審査をしない方針を示してお
り、2号機は廃炉になる公算が大きいと報じられた。

 

 

  

それによると、規制委の評価会合は全国6カ所の断
層について調査ま
たは調査を予定しているが、活断
層と断定する報告書を
まとめるのは初めて。報告書
は22日にも、規制委に報
告され、敦賀2号機の再
稼働の審査の是非について検
討する予定。問題の断
層は、2号機の原子炉建屋直下
を通る「D―1」と
呼ばれる断層。規制委の有識者らは昨
年12月、現
地で原発敷地内にある活断層「浦底断層」
の近くで、
D―1断層から延びた地層のずれを調べたという。

※これで専門家によるリスク評価が下ったことで廃
 炉への国民的合意を経て工程表作成段階へと移る
 が、薄氷を踏む状況に変わりない。

【エピソード】

 

 

【脚注及びリンク】
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1.「活断層」WEEF 12.04.25
2.「断層に「新たな連動なし」若狭湾周辺、関電
など3事業者
」福井新聞 12.02.29
3.「若狭湾周辺の津波痕跡追加調査へ 保安院、関
電などに指示
」福井新聞 12.01.26
4.「狭湾での津波跡、年内確認へ 電力3事業者、
国に実施計画提出
」福井新聞 11.11.19
5.「敦賀原発下に35キロの活断層 産総研調査、従
来は過小評価
」福井新聞 12.03.06
6.「敦賀の活断層 全原発で見直すべきだ」中日新
聞 12.04.26
7.「敦賀原発、直下に活断層 規制委が断定へ 廃
炉の公算大」朝日新聞 13.05.14

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