昨日は日曜日に行われたシクロクロスの後片付けを行いました。
日曜の汚れを水曜に・・・。
もし夏であれば袋から出さずして捨ててしまいたくなるような、恐ろしい事’を想像してしまいますが、そこは近日の寒波に助けられれ?チルド室のように冷えた車内で鮮度??を保つ事ができました(笑
↑シクロクロスという競技は、悪路(←悪路であればあるほど競技としては盛り上がるらしい)の周回コースで行われます。
自転車には土や草といった汚れが付着し性能を低下させ、時に車輪も回転せずにもはやただの重りになってしまう事も。
今回のような泥のコンディションであれば尚更です。
そこでピットと呼ばれるエリア内で、自転車を交換することが許されているのですがこれが大変。
飛び降り別のものに交換した自転車は、次に選手がピットに戻ってくるまで汚れを落とし、走行可能な状態に戻さなくてはいけません。
ものの数分でその作業を行います。
レース時間は1時間ほど、コース状況が良ければ1度も自転車を変える事は無いのですが、今回のような泥の場合は半周ごとにバイク交換する事も。
丁寧に泥を落とし、整備している暇はなく、今回は私が自転車をホールドし、横山選手の父上さまが高圧洗浄機で泥を狙い撃ちする作戦です。(作戦と言っても事前打ち合わせではなく、とっさにこれしかないと判断。)
自転車に吹きかけた水が数分で凍り付いてしまうような気温の中、圧縮されキンキンに冷された噴霧を浴びる。
これがまた実に過酷。
これがまた実に泥臭く。
これがまた実に楽しい。
?
変人と思ったあなた!それは誤解です!!
私が特別変なわけでは無さそうなのは、ほかの人たちもどこか楽しそうにやっているのを見ればご理解頂けるはずです!
それは変人の集まりなのだと思ったあなた!!・・・そうだったのかもしれません・・・。
と、いう事で、なぜ楽しくいれたかというと、水を浴びながらウェア内部はドライに保たれていたからだと思います。
ジャケットはシマノ製のゴアテックスウェア(釣りウェア)、手袋もシマノ製の浸水を防いだグローブ(自転車ウェア)、足元もシマノ製の長靴(釣り用)。
と、それなりのもので身を包んでいたので、水を浴びても全く不快な部分が無かったんです。
水さえ入らなければ良いというのではなく、内側で汗が溜まってしまっては一緒、汗で濡れてしまいます。
それが全く感じられない。
ここ数年、サイクリングウェアの性能はどんどん良くなっていると実感していますが、様々な場面で性能を発揮するウェアに興味がわきます。
雪山登山とかする人はどんなになっているんでしょうか。
写真を見ると、私の一張羅の時計がウェアの隙間から覗いています。
今確認すると時計のあちこちドロドロ。
ウェアだけでなく時計の選択にも気を配るべきでした・・・。
今回、横山選手は見事U23カテゴリーで日本チャンピオンに。
『シマノレーシングはロードレースチーム、シクロクロス参戦はロード競技の結果へ向けた過程でしかない。』
と彼との会話の中で確認する事があります。
が、やはりそれでも、ここで得る輝かしい結果は絶対的なもの、覆しようがありません。
私もスタッフの一人として、そのついつい選手の情熱に巻き込まれてしまいます。
いーなー、俺も輝きてーなー。
また行きたいです。