Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

ありがとう

2012-10-24 10:35:59 | インポート

いや~。
彼が書く文面は相変わらずトリッキーでGOODですね。

普段とぼけた感じのアベタカ選手ですが、選手としてだけでなく才能が有るのだと思います。

彼の文面を見ても解りますがジャパンカップに限らず、選手は声援を下さる方々への感謝の気持ちを常に抱いているという事でしょう。



そう言えば先日のレースで引退を表明した3人。

Photo_3   廣瀬佳正選手(宇都宮ブリッツエン)

Shinagawa_2  品川真寛選手(愛三工業レーシングチーム)

Kenken 鈴木謙一選手(愛三工業レーシングチーム)

彼らもとぼけた?そして才能ある選手達でした。とぼけた、なんて失礼な言葉が言えるのも、選手としての時間を共に過ごした経験があるからです。

廣瀬と品川はシマノレーシングで共に走り、多くの思い出を共有した仲でした。

廣瀬と面識を持ったのは彼が若かりし時、シマノへの移籍の話が出た時です。金髪の若者で『軽そうだな。』と感じた彼の印象は、永い時を経て引退を表明した今では『やっぱ軽ぃな。』に変わりました。変わったのか?会話中の返事だけはやたらと良いけど、聞き返したら8割超は人の話聞いていないし、ここに書いたら彼の、カッコつけたイメージに傷がつくような事を連発し、腹立ちまくった&笑いまくったし。(今度、画像映像付きで公開する事を目論み中)。

品川にいたってはチームで配給された私のシューズを自分のものと思い込み自転車洗車時に使用。そこまではまだ良かったのですが、何とそのシューズで犬のう○こを踏むと言う、絶望的な事件を発生させた事は今でも鮮烈に覚えています。inオランダ。あと韓国でのレース、ゴール前クラッシュした彼が私の前に突如現れ、私は彼の背中を台にして見事にジャンプ。スーパークロスライダー張りのワンメイクジャンプを決めましたが、着地後後ろを見ると悶え苦しむ彼の姿が…。あの時の肋骨3本分のカルシウムは今度返すから…あ、う○こ事件とあわせて精算と言う事で…。


ケンケンこと謙一は実は私の実弟…と昔から間違われる間柄、自転車に乗る姿も似ているようで、同じ静岡県出身、同じ大学の自転車競技部を経ている事から、随分長い間兄弟と間違われていたように思います。彼が学生時代、合宿にお邪魔した時に余りにハードなトレーニングのストレスに、練習中に皆で沼津の海に飛び込んだ事を思い出しました。その後、コーチにバレて選手はこっ酷く叱られていましたが、OBとして参加し海へ飛びこむきっかけ(皆に指示した?)を作った私は知らんふり…あの時はごめんよ。ちなみにアルゴス土井選手も居ました。


と、止め処なく思い出が湧き上がります。

そんなどうでも良い話の裏で?選手として彼らが抱いてきた真摯な思いを知っているぶん、引退を決意した彼らが綴る言葉に目を通しているだけで目頭が熱くなってしまいます。

しかし、限りがある時間の中だからこそ、選手は頑張れるし、応援をしたくなるのだと思います。

今までありがとう。これからは違うステージで頑張ってください!

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