野田さゆりのつぶやき日記

日々の暮らしの中で思うこと

一般質問 「会計年度任用職員の状況について」

2024-03-13 23:34:32 | 議会や町の動き


会計年度任用職員の状況について
会計年度任用職員制度が2020年4月に始まり4年が経過しようとしています。
限られた財源の中で人件費を削減しようとする流れがあり、正規職員を減らし、
非正規職員・会計年度任用職員が増加傾向にあるようです。
鳩山町ではどのような状況か、処遇はどのようか聞きました。
(1)正規職員と会計年度任用職員の人数と男女比率、及び年代
答:

職員合計207人、うち約42%が会計年度任用職員となります。
改めてこんなにたくさんの会計年度任用職員の方により、町の仕事が支られていることを実感しました。

(2)会計年度職員の職種別人数(フルタイム・パート)を伺う。

答:・すべてパートタイム会計年度任用職員
  ・令和6年2月1日現在の会計年度任用職員86人の職種別人数の内訳は、一般事務16人、

   事務補助1人、図書館奉仕員3人、図書館司書1人、文化財専門員2人、文化財調査補佐員8人、
   保健師・助産師1人、介護認定調査員・看護師3人、小・中学校教諭2人、学習指導補助教諭9人、
   さわやか相談員1人、特別支援教育支援員7人、幼稚園園長1人、幼稚園教諭3人、
   預かり保育補助員3人、校務員・給食配膳員6人、給食調理員13人、運転手6人。
  ・割合が高いのは、一般事務18.6%、給食調理員15.1%、学習指導補助教諭10.5%。

(3)再度の任用はどのようか。
答:・例年1月に、次年度の会計年度任用職員を、

   町ホームページ及び広報はとやまに掲載し公募。
  ・1月下旬まで応募受付を行い、2月中旬までに各課で面接による選考を行い、
   2月下旬以降に任用者を決定。
      ・選考の結果、再度の任用とならない場合も考えられるが、
   概ね2月下旬にはその結果をご本人に通知している。
再質問:総務省は「試用期間・空白期間」の適正化を通知しているが、鳩山の場合はいかが。
答:空白期間はない。
再質問:3年、5年と再任用期間を切る自治体もあるが、鳩山はそうではないのか。
答:任用期間を切らない。
再質問:長く仕事を続けている方の年数は。
答:・制度導入時から「会計年度任用職員」として再度の任用が継続されている方は、
   令和5年度時点で4年目。
  ・臨時職員の時代から通算すると、平成29年度から
お勤めの方は通算7年目。
再質問:再度の任用にならなかった会計年度任用職員の人数は。
答:選考の結果、再度任用とならなかったのは令和5年度は2人。全体の2.3%。
再質問:公募制度についての考え方は。
答:「平等取り扱いの原則及び成績主義を踏まえ地域の実情に応じつつ、適切に対応されたい。
  ・・・・・できる限り広く募集を行うことが望ましい」と総務省のマニュアルにある。
  町はそれに基づき、毎年度公募している。
再質問:北海学園大学の川村雅則さんの2023年1月発表のwebアンケートによると、
    雇止めに対する不安は70%の方が感じており、無期雇用への転換希望は72%。
    総務省のマニュアルからは公募を毎年おこなわなければならないとは読み取れないが。
答:総務省通知に公募を行うことが法律上必須ではないが、できる限り広く募集を行うことが望ましいとある。

再質問:幼児教育、学校関係、図書館関係など専門性や経験が大きく物言う職種であったりする。
    公募の際にも在籍者の経験や勤務評価結果は配慮されるのか。
答:評価する。人事評価もする。
再質問:「会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアル(第2版)」において、
    「選考においては公募を行うことが法律上必須ではない」とある。
     再任用を希望されない職種についての公募だけにしてはいかがか。

答:できるだけ広く募集すること望ましい。
再質問:公募していない自治体は近隣にあるか。
答:ない。
再質問:再度の任用を行わない場合には、事前に十分な説明を行う、他に応募可能な求人を紹介するなど
    配慮をすることが望ましいと総務省の文書には記載されているが、鳩山ではどのような対応をしているか。
答:事前に十分な説明を行っている。
  再度任用とならない方から要望があり、町の中で応募に対して募集が少ない職種があった場合には、
  それらの情報提供を行い、場合によっては募集している課につなぐこともある。


(4)時給は基本額について、一番高いもの、一番低いもの、そして平均額はどのようか
答:一番高い時給は1645円(幼稚園園長4年目)、一番低い時給は1085円(一般事務1年目)

(5)会計年度任用職員がハラスメントや仕事上の悩みなど相談する窓口はあるのか
答:「鳩山町職員のハラスメントの防止等に関する要綱」に基づき、苦情相談は総務課・人権政策担当。

  健康に関しては産業医。
再質問:会計年度の契約で再度の任用を考えると言いたいことが言えないで我慢してしまうケースも多いのではないか。

    これまでにハラスメントや勤務条件・勤務環境の相談状況はどのようか。
答:ハラスメントに関する相談はない。


会計年度任用職員制度自体が、働く人にとって非常に問題のある制度だと思う。
 1年ごとに仕事が続けられるかどうか不安を感じ、生活に対しての安定感・安心感がない。
 自分の身に置き換えれば、たやすく想像できるはず。
 「地域の実情に応じつつ、適切に対応されたい」という通知からも、
 自治体として工夫・改善できる要素があるのかと思います。
 ぜひ働く方の意見も聞き、働く意欲を充分活かせるような
 鳩山町としての改善を進めていただきたい。



公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)の
2023年アンケートと調査報告&2周年集会の記録です。
理不尽な雇止めに翻弄される切ない思いが胸に痛いです。
そして手に入れた参考書。

ワーキングプア研究会のサイトはこちら
たくさん情報を頂きました。💕

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