愛~ハート~クラブ主催、NPO法人かわごえ里山イニシアチブの協力です。
本日のレジュメ。
とてもインパクトが強く、興味深いお話でした。
簡単にご紹介します。
世界は今、転換期。
今、世界が変わろうとしているが日本は遅い。
変えるチャンス!
・植物は光合成で炭水化物を作る。そのうち4割を土壌に放出する。
炭水化物(砂糖)に微生物が集まり、その微生物から植物は栄養をもらう。
土壌こそ共生社会=お互いがなくてはならない存在になる。
・植物の根と菌根菌糸でなりたち、手のひら程度の土壌に菌根菌糸の長さ10キロメートルにもなる。
この菌根菌糸からグロマリンという粘着性の高いタンパク質が分泌され、土をまとめる。
・1㎝の土を作るのには100年かかる。再生可能ではない。
世界の土壌はこのままでは60年で失われる。森林伐採、化学肥料・農薬による土壌破壊。
・4つの遺伝子組み換え企業が、世界の種子の約7割、農薬の8割を握っている。
・米国での慢性疾患、腎臓・腸の病気、肝臓・胆管・甲状腺・膀胱・胆嚢がん、自閉症の急増。
・グリホサートはアミノ酸を作る経路を阻害⇒枯れる。
土壌細菌と腸内細菌は役割が似ている。
人体が必要とするアミノ酸を腸内細菌が作り出す。これがうまくいかないと
不眠症、感情が不安定、うつ病、さまざまな神経症、脱力、パーキンソン病、糖尿病が起こる。
Bt毒素が腸の内壁に穴を開ける。
リーキーガットという症状
・豚のエサをノンGMOに切り替えると、子ぶたの致命的な下痢はなくなり、病気にかかる割合は激減。
・米国の親たちが立ち上がり、遺伝子組み換えに反対し、食品表示義務を求めた。
ノンGMOが4年で7倍に増えた。
・ゲノム編集とはセンサー付き手榴弾による遺伝子破壊技術。
細菌由来の遺伝子、抗生物質耐性遺伝子、カリフラワーモザイクウィルスなどを挿入。
遺伝子組み換え食品は規制・表示があったため壁にぶつかった。
ゲノム編集は規制なしで流通させようとしている。
・作物例は、菌病耐性品種の米・麦、収穫の多い稲・小麦、栄養強化した品種(トマト、高繊維小麦)
アレルギー治療薬の減量となる米など。
・日本は2018年夏以降、検討開始。10月には受け付け開始。流通開始。
・EUやニュージーランドでは規制。
・気候変動を止められるのは農業だけ。
・土壌を回復させることで大気中のCO2を土壌に吸着。
・土壌の栄養は増し、農業生産力も高まり、水害や日照りにも強くなる。
・有機市場が劇的に増加している。
・一方日本では、激減するノンGMコーン。
・粉ミルクも遺伝子組み換え。大豆やトウモロコシが使用。
これはGMOを使わない第3のビール。
他の発泡酒などは遺伝子組み換え。
「日本はGNOのごみ捨て場になる」と映画『遺伝子組み換えルーレット』監督の弁。
・日本の遺伝子組み換え承認数は2019年3月26日現在で318件。
(米国203、韓国167、EU107、フィリピン90、中国64、ブラジル87、ロシア24、インド11)
・グリホサートを禁止する国が多い中で、日本は残留許容量を大幅緩和。
小麦30PPM(6倍)、ひまわり40PPM(400倍)、そば30PPM(150倍)、トウモロコシ5PPM(5倍)、甜菜15PPM(75倍)。
収穫前散布が原因。
・小麦が危ない!こどもたちが食べている給食はパン食が多く、輸入小麦を使用。
こちらを参照。
米飯や国産小麦使用のパンに切り替えていく。
多くの国で50パーセント有機を目標に掲げている。給食無償化と有機化を。
千葉県いすみ市、木更津市、石川県羽咋市、愛媛県今治市、東京都武蔵野市、宮崎県綾町などで取り組んでいる。
・種子条例 埼玉県は独自条例で公的種子事業を継続。
・地方自治はいのちを守る防波堤。
・種苗法改定が2020年に。自家採取一律禁止にすることを検討、来年早々に上程される可能性が高い。
やらなきゃいけないことが、いっぱい出てきた感じです。
環境を守り、いのちを大切にする取り組みの真逆をやっているような今の政治で良いのかと
頭の中をグルグルと何かが回っています。
さあて何からやるかな。やっぱ給食ですかね。
羽咋市では有機野菜や米を使うようになったら、学力テストもトップクラスになったとか。
わたし的には、学力テストの結果は全く気にならないのだけれど、食事の質が良いと、
心も身体も安定することを立証したのだと思います。
ゲノム編集食品の表示、種苗法改定ストップ、グリホサートもどうにかしたいけれど・・・・。
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