ゲストスピーカーとして㈱味輝パンの荒木さん、漫画家の魚戸さんも加わり3人でお話もされました。
食という字は人・良=人を良くするもの。(フムフム)
3人の楽しそうな関係は・・どうも
・・もあるようです。
いよいよ竹下さんのお話です。
お話のうまさはピカイチです。
九州大では5時間という長丁場の講演会をされるようです。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/tayori/post_71.shtml
・2001年に「弁当の日を始める」と滝宮小学校で宣言すると親から大ブーイング。
「弁当の日」の原則
①子どもだけで作る
②小学校5・6年生のみ
③月1回、年に5回
子どもだけで作る、調理技術(?)は学校の家庭科で十分に教えると伝えると親は納得。
・少子化対策は、お金や物を配ることではない。
子育てが楽しいと実感できるようにすること。
家族が何かをして喜んでくれることで、子どもは自分の存在価値を認識できる。
そんな風に家族がしっかりつながっていけば・・・子育てはお金を払ってもしたくなる。
・ランチルームで全員で昼食を摂っていた。
5・6年生がお弁当を食べるのを低学年の子どもは羨望の眼差しで見ていた。
早く大きくなりたいよ~。早くお弁当を作ってみたいよ~。
・小学校では出来ても中学校では出来ないだろう。
いやいや・・・できた!
このおいしそうなお弁当をご覧ください。
http://aaa.news.coocan.jp/takesita/
頂いた資料の中に平成14年度の卒業式に竹下校長が卒業生に贈ったことば・卒業文集への寄稿文がありました。
あなたたちは、「弁当の日」を二年間経験した最初の卒業生です。
だから11回、「弁当の日」の弁当づくりを経験しました。
「親はけっして手伝わないでください」で始めた「弁当の日」でしたが、どうでしたか。
食事を作ることの大変さが分かり、家族を有難く思った人は優しい人です。
手順良く出来た人は、給料を貰える仕事についたときにも、仕事の段取りのいい人です。
食材が揃わなかったり、調理を失敗したりしたときに献立の変更が出来た人は、工夫が出来る人です。
友達や家族の調理のようすを見て、技を一つでも盗めた人は自ら学ぶ人です。
こまやかな味の違いに調味料や隠し味を見抜いた人は自分の感性を磨ける人です。
旬の野菜や魚の、色彩・香り・触感・味わいを楽しめた人は心豊かな人です。
一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも「命」を感じた人は、思いやりのある人です。
スーパーの棚に並んだ食材の値段や賞味期限や原材料や産地を確認できた人は、賢い人です。
食材が弁当箱に納まるまでの道のりにたくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。
自分の弁当を「おいしい」と感じ「うれしい」と思った人は、幸せな人生が送れる人です。
シャケの切り身に、生きていた姿を想像して「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。
登下校の道すがら、稲や野菜が育っていくのを嬉しく感じた人は慈しむ心のある人です。
「あるもので作る」「できたものを食べる」ことが出来た人はたくましい人です。
「弁当の日」で仲間が増えた人、友達を見直した人は人と共に生きていける人です。
調理をしながら、トイレやパックのゴミの多さに驚いた人は社会を良くしていける人です。
中国野菜の値段の安さを不思議に思った人は、世界を良くしていける人です。
自分が作った料理を喜んで食べる家族を見るのが好きな人は、人に好かれる人です。
家族が手伝ってくれそうになるのを断れた人は、独り立ちしていく力のある人です。
「いただきます」「ごちそうさま」が言えた人は、感謝の気持ちを忘れない人です。
家族が揃って食事をすることを楽しいと感じた人は、家族の愛に包まれた人です。
滝宮小学校の先生たちは、こんな人たちに成長してほしくって二年間取り組んできました。
おめでとう。これであなたたちは、「弁当の日」をりっぱに卒業できました。
今では全国に、この動きが広がっています。
宇都宮市では市をあげて行っているそうです。
実践校一覧です。
http://aaa.news.coocan.jp/takesita/zisenko.html
この小さな取り組みが、大きく何かを変える要素をいっぱい持っていると感じます。
ネットで検索するといっぱい楽しそうな記事がヒットしてきます。
千恵さんが5歳のはなちゃんに生きることを・・・しっかり教えた。
今、私たちが何よりも子どもたちに伝え教えなければならないのは「いのち=食、そしていのちがつながっていること」ですね。
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