500 MILES (ch.o1)

俳優チェ・ミンシク氏ファンが綴る覚え書き+韓国旅+勉強ブログ。

江陵(カンヌン)「烏竹軒(オジュッコン)」

2009-03-27 | 韓国旅行記(ソウル以外)

江陵にある「烏竹軒(オジュッコン)」へ行ってきました。
ここは”修学旅行のメッカ”と聞いてたのですが、
ちょうど電話をかけてきてくれた友達に聞いたら「うーん、知らないなぁ」って。
えーッ、いきなりー?(苦)
入場料は確か2000w。これは中の博物館見学料込み。


注文津(チュムンジン)へ行くバスの中からも見えたのですが、
中は公園のようにしっかり整備されていて、かなーり広いです。
ちょうど春だったので花が咲いていてキレイでした(´▽`*)


ようやく烏竹軒前に到着。


「烏竹軒」は、韓国の住宅建築の中でも最も古い木造の建物。
”韓国の母”と呼ばれる申師任堂(シンサイムダン)と、
その息子、朝鮮時代の政治家であり儒学者であった栗谷・李珥(イ・イ)の生家です。
申師任堂はソウルの男性と結婚したのですが、1人で住んではる母親の面倒を見るために
再びこの地に戻ってきて、李珥を産んだんだそう。優しいな・・・。

その後、李珥は”韓国儒学の父”と呼ばれるまでに成長し、
現在の5000w札の表の肖像になっています。
(最初に読んだときの「変わった名前やなー」って印象、よう覚えています^^)
ちなみに裏面には烏竹軒が描かれていたのですが、2006年裏面だけデザイン変更。
今のお札には申師任堂の作品として知られる草蟲図が描かれています。


1963年に宝物第165号に指定され、子孫が代々管理してはるそうです。
烏竹軒には申師任堂の、こちら「文成祠(ムンソンサ)」には李珥の肖像がが飾られていました。
あ、李珥が生まれた「夢竜室(モンニョンシル)」が何処にあるのか分からなかったんですよね。
パンフレットないと不便ッス。。。


「烏竹軒」って名前は、裏庭に黒い竹が生えているから名付けられました。
昔から黒い竹は神聖なところにしか生えないって言われてたそうです。
訪問時が5月だったので、竹を見るには良い時期?
黒いのは珍しいけど、やっぱ嵐山の竹林見ちゃうと、どうも。。。
でも竹で有名な潭陽(タミャン)には行ってみたいんです(笑)。


隣にはでっかい離れがありました。
この日は、ご覧のように曇天でしたが、雨が降らなかったのがせめての救いでした。


離れの隣にあるのが「御製閣(オジェカク)」。
李珥が執筆した「撃蒙要訣(キョンモンヨギョル)」と、
幼少の頃に使っていた硯を保管するため建てられたところ。
今はこのように扉が開けられ見学できるので、皆さん熱心に覗き込んでいます。


百日しか花が咲かないので”百日紅”と呼ばれている樹齢600年以上の木。
烏竹軒の庭に堂々とした佇まいで生えています。
1987年には江陵(カンヌン)市の市花として制定されたそう。
7~9月にかけて咲くので、残念ながら見ることは出来ませんでしたが。


立派なつくりの江陵市立博物館。
他に栗谷記念館、郷土民俗館も別にありました。

・・・と広い敷地なうえ、見る場所も多いです!!
最低2時間は見積もっていただいたら宜しいかと。


博物館は見学せず、閉館間近の船橋荘に向かいました。

07~08年度版の歩き方の地図を頼りにしてたんですけど、
地図中「江陵市工芸品物産展示販売場」の「江」の字のT路が上の写真。
バス停はこの目の前にある茶色いやつ。乗って5分ほど(バス停2~3つ)の距離。
売店のハルモニに促されてバスに乗っただけで、歩けない距離ではありません。

当日の行動はコチラ
「江原道・東海岸の旅(その7)」