二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「修善寺の大患」以後の漱石

2024年08月18日 | シャッフル/books
俗にいう「修善寺の大患」以後の漱石を、いつくか読み返そうとかんがえていた。 彼は捨て子であり、心の傷は終生癒えなかった。 解説者石原千秋によると「硝子戸の中」には“孤愁”ともいうべき漱石がいる、という。 彼は49歳で亡くなった。 しかし、立派な晩年だし、老人である。わたしがおもうに「道草」と「明暗」がこの文豪の最高作(´ω`*)  人生の終わりが近づいたら、もういっぺん読み返そうと思っていたの . . . 本文を読む
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