二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

かつて日本は子どもたちの楽園だった ~渡辺京二「逝きし世の面影」を読む

2022年10月14日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ・旅行記
■渡辺京二「逝きし世の面影」平凡社ライブラリー 2005年刊 ここ数年の懸案だった「逝きし世の面影」をようやく読みおえた。 わたしの見るところ、これは異形の一冊というべき本。 なぜか? 理由は2つある。 1.非常に情緒的なタイトルである 2.ほぼ90%が引用文で埋め尽くされている 巻末に添えられた参考文献(邦語文献)の一覧を眺めるまでもなく、幕末・明治初期に日本を訪れた外国人による紀行文、旅行 . . . 本文を読む
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