二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

影絵の中の歳月 ~開高健をめぐって

2018年07月16日 | 小説(国内)
 <背景はわが家の植込み> 開高健という小説家を覚えている人が、どのくらいいるだろうか? ほぼ同時期に登場した石原慎太郎、大江健三郎さんは、いまだ健在なのに、開高さんは、1989年58才と11ヶ月で早世してしまう。 いや、早世には当たらないかも知れないが、わたしにはそんな印象がぬぐえない。  <菊谷 匡祐(きくや きょうすけ)さんの「開高健のいる風景」集英社2002年刊> H市のBOOK . . . 本文を読む
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