二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

また朝が来てぼくは生きていた

2014年04月14日 | 俳句・短歌・詩集
昨日仕事帰りにBOOK OFFに立ち寄ったところ、108円コーナーに谷川俊太郎さんの詩集が置いてあった。「空に小鳥がいなくなった日」 1990年株式会社サンリオ 刊(1300円+税)好きな現代詩人を一人だけ・・・となったら、わたしは躊躇なく谷川さんを挙げる。谷川さんが好きになったのは「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」という詩集とめぐり逢ったから。中年になった男の孤独感、悲哀、悔恨と宿命に対し、じつに驚くべき率直さをもって対決し、谷川さんにしか到達できない見事な「うた」をつむいだ、稀有な詩集である。 . . . 本文を読む
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