ニコがいなくなって、ニコの気配がだんだん少なくなっていく。
今まで、どんなにマメに掃除をしても落ちていたニコの抜け毛、kenjiに「俺の毛だったらとっくに禿げてる」と言わしめた(^_^;)ニコの黒くて短い毛が、だんだん少なくなっていくのは寂しいものだ。
ニコがよく寝ていた窓際のブラインドを開ける時、ふわっと足元に何かが擦り寄ったような気配を感じでハッとする。
ニコだといいのに。
亡くなった人やペットが、いろんなことを教えてくれたり、寂しい時に寄り添ってくれたりするという話はよく聞く。
ニコだといいのに。
車を掃除した。
kenjiの車はお客様を乗せるので、ニコが遠出する時はもっぱらわたしの車だった。、
車の中にもたくさんのニコの毛が落ちている。
眉毛くらいの長さの太い毛は、掃除しても掃除してもファブリックに刺さり、隙間に入り込み、なかなかキレイには取れない。
ニコが最後の時、乗せたのもわたしの車。
ニコの気配がなくなったら、ニコを忘れてしまいそうで、今まで掃除できなかった。
でもそろそろきれいにしなくちゃね。
ちょっとさみしく思いながらも、掃除機をかけてパネルを乾拭きして、久々に綺麗になった車に満足した。
仕事帰りの夜、車に乗り込むとなにか違う。
フロントパネルが真っ暗なのだ。
スピードなどを示す一番大事なパネルは明るいままだが、気温やラジオのチャンネル表示などの方が真っ暗。
ニコ?
ニコの気配を掃除しちゃったから、ニコが怒ってる?
「忘れないで!」
って言ってる?
うちに帰ってkenjiに報告すると、
「そんなバカな、バッテリー落ちてるんじゃない? それか調整ボタンとかいじっちゃったとか。」
バッテリーは知らないが、他の表示はそのまま明るいんだし、調整ボタンなんて見たこともない。
絶対ニコだ!
ちょっと嬉しかった。
ニコがここにいるよと知らせてくれているのだと思った。
次の日、明るい時間に車に乗った。
やはりまだパネルは暗いまま。
サイドミラーが汚れていたので窓を開けてゴシゴシ拭いた。
ついでに角度も微調整。左隅についているボタンで、ビ~ン、ビ~ンと微調整。
「ん?」
なんだ、このボタン。
角度調整のボタンの上に、もう一つボタン。
つまみを上げると、
「あっ!」
パネルの文字が出てきた。
掃除の時だ。布でゴシゴシ乾拭きした時だ。
このボタンを知らないうちに回してパネルの明るさをゼロにしていたのでした。
まあね、そんなもんです。
そんなに簡単に戻ってきてたら、世界中そんなのだらけになっちゃう。
おだし比較第二弾! 「千代の一番」UPしました!
mamo style shopping
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そうなの?すぐ気づいた?
車って、使ったこと無いボタンがいっぱいついてて、でも触るととんでもないことになりそうで怖くて(^_^;)。