コオラウ山脈から吹く風

夏の間はいつも、貿易風が強い。
この風は北東から吹いてくる。
ハワイカイだと、コウラウ山脈から吹き降ろしてくる感じ。

この写真は、ハワイカイゴルフコースの端っこに植えられた木。

風が吹いてしなってるんじゃないんですよ。
いつも吹く風のせいで、木自体が、斜めに育っている。

このあたりでは、吹きっさらしに育つ木はみんな、こんな感じです。

それでも先端は真っ直ぐ伸びようと真上を向いているのが、なんだかけなげ。


こんな話をすると、その後、

「この木をごらん、
いつも北風にさらされていても、上を向いて生きようという気持ちが
伝わってくるじゃないか。
きみたちも、今はつらいけれど、真っ直ぐに生きていこうよ。」

なーんて、説教じみてシメそうだけど、
ハワイの北風は、寒くないし、厳しくないので、
「悲愴」とか「一生懸命」とかの言葉は似合わない。


どっちかっていうと、

「風に吹かれてー　風といっしょにー　生きてくのよー
るるるー　らららー」

みたいな。




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