「おいしいなあ、お店で食べるより美味しいなあ。」
って言ったのは、わたし。
自分で作って、自分で誉める。
マヒマヒのステーキと、イタリアンサラダ、
キンピラゴボウとおすましとごはん。
仕事から帰ってきたら、KENJIが
「ご飯は炊いておいたよ。」って。
これって、うれしいんだかうれしくないんだか。。。
ごはんがあるってことは、おかずを作らなくちゃならない。
ごはんもなければ、なんか買ってくるか食べに行くかできるんだけど。
疲れた体で作った夕飯。
「えー、お味噌汁じゃないの?ごはんが食べれんじゃん。」
ってKENJIの言葉で、ぶちきれた。
「なら食べなくてよろしい!」
おすましとごはん、KENJIの分はついであげなかった。
もう、お味噌汁なんて一生作ってやらないんだから!
作っても、KENJIの好きな八丁味噌は使ってあげないんだから。
こんなに美味しく出来たのに。
「ありがとう」も「おいしいね」もない。
しかたがないので、自分で言ってみた。
「おいしいなあ、お店で食べるより美味しいなあ。」
だってほんとに美味しいんだもん!
もうさ、誰も誉めてくれないから、自分で自分を誉めちゃう。
自画自賛。
誰だって、誉められたいよねー。
わたしはわたしが大好きなので、臆面もなく誉めちゃう。
そうするとわたしの中のちっちゃいMamoちゃんが、
ちょっとほほを染めて照れ笑いをするのだ。