大晦日、夜10時まで仕事して車で帰る途中、もう花火があちこちで始まっていた。
アメリカ中がそうなのかは知らないが、ここハワイでは、ニューイヤーとともに花火を打ち上げる習慣がある。打ち上げ花火やら爆竹など、半端じゃない量だ。
なにしろ、みんなこの日のために花火を大量に用意しているのだ。
クリスマス前にはもみの木売り場だったところが、一夜にして花火売り場に変わる。
会員制マーケットで、大量売りのコスコでは、自分の身長ほどもあろうかという箱に入った花火を、カートに入れて(おさまりきらないのでカートから飛び出して)いるフツーのおばちゃんの姿が。
ニューイヤーイブにはみんな用意万端。なかには待ちきれない人もいるらしく1日前なのにどこからか爆竹の音が。
うちのコンドは花火禁止令がでているので(つまんない!)、住宅街をちょっと廻って、花火見物。
写真はうちの近くの住宅街の花火風景。
写真ではあんまり良くわからないけど、道路をはさんだ両側の家で花火をあげているところ。
向かいの家はまだクリスマスのイルミネーションが飾ってあるので、クリスマスとお正月がまさしく一緒に来た風景。家族中で楽しんでいる。なかでも小さい子供は大興奮。花火の爆音と一緒に「キャーキャー!」
この子、絶対今夜おねしょするだろうなあ。
この通りは、中華系の人が多いからか、爆竹率、高し。
1軒おきくらいにパンパンやっている。中には道路の真ん中にセットしている人もいるので、車を走らせるのも命がけだ。
たまにバスが立ち往生してたりする。
新年のカウントダウンが近づくと、もう耳をつんざくほどの大音響。
ヒューヒュー、バンバン、ババババババーン、と「爆弾おちた?!」くらいの衝撃だ。
花火の煙でまわり一面真っ白。視界ゼロ。ものすごい匂いで息も出来ない。
面白いのが花火の後。あれだけ興奮状態で花火をしたすぐ後に、みんなそそくさと片づけを始める。水をまいたりほうきで掃いたり、てきぱきと掃除をして、あっという間に道路はきれいに元通り。
後に残った火薬の匂いだけがさっきの興奮を思い出させる。
新年も30分も過ぎれば、街は静かになった。たまに打ち上げ忘れた花火や爆竹が、「パーン」と鳴って、よけいに物悲しいというかマヌケというか。
ともかく、新年。
あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。