誉められても、フクザツ。。。

昨日のスパのお客様。いつもの通り、１時間のロミロミマッサージ。
途中、ホットストーンを使うコースです。
終わった後に、お褒めの言葉をいただきました。
「わたしね、今まで何度もマッサージ受けたけど、あなたのが最高よ！」
「あっ、ありがとうございます。（照れ）」
「ホットストーンマッサージって、痛かったりするじゃない。あなたの、ぜんっぜん痛くなくて、ホント気持ちよかったわあ。こんなにリラックスしたの初めてよ。」

「ホットストーンですか？！」

実は、このコース、ホットストーンはタオル越しに背中に乗せるだけ。あとは手（腕）によるマッサージなのです。
なのでホットストーンマッサージとはいえない。お客様はわたしが手で行った部分もすべて石を使ったと思ったのでしょうか。
手を使っても、下手なマッサージだと不快感の残るものですが、石の場合はそれがもっと顕著にでます。筋肉や骨の構造がわかった上で力加減をうまくコントロールして使わないとホント、痛くて不快なものなのです。

気持ちよかった、というお気持ちに「いやー、あれは手によるマッサージでー」なんて水を差すのも何かと思って、そのままにしておきました。

後で受付に行くと、「さっきのお客様、次回Ｍａｍｏさんをリクエストしていかれました。」だって！

いやーん、どうしよう。
今度お越しのときは、どうするべきなの、わたし？
ちゃんとストーンマッサージするべき？
でも、このスパ、なぜか「石は置くだけ！」っていう決まりなのだー。動かした方が気持ちいいのに！
たまに規則をやぶって、こっそりストーンマッサージしちゃうけど、お客様の満足度はものすごく違うのです。「断然イイ」のだ！

でも次回、ほんとに石を使ったとき「あれ？前ほど気持ち良くないわね」なんて思われたらどうしよう。。。

個人でのマッサージではスト－ンもメニューに入れているので、自信がないわけではないのですが、こんな展開になるとちょっと弱気。
「ハンドマッサージをストーンと間違えられたみたい」って言ったら、「ゴットハンド、ならぬストーンハンド？」なんて、セラピストの控え室ではウケましたけどね。

えーん、ウケてる場合じゃないのだ！！

マッサージって、これが１００点、ってものがないだけに難しい。
ハワイの有名セラピストの施術だって、「あの人のマッサージは最高よ」という人もいれば、「あれはちょっとわたしにはねー」という人も。

全ての人が１００パーセント満足するマッサージはないと思う。
だからこそ、不安。
だからこそ、面白い。

こうなったら、ストーンマッサージもせめて自分にとっては１００点になれるよう、ちょっとがんばってみます。


うちのポハク（ストーン）ちゃんたち！　明日から特訓よ！！